不登校の中学生は家でどう過ごすべき?ゲームや勉強など家での過ごし方を徹底解説!

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目次

  • 中学生の子どもが学校に行かず、家でダラダラしている
  • 不登校の中学生が学校に復帰できるか心配

不登校の中学生のお子さんを持つ保護者の方は、こんなお悩みを抱えていることが多いでしょう。

お子さんが不登校の場合、ゲームはしてもいいのか、勉強はどうすればよいのかなど、悩みは尽きませんよね。

今回は、家でのおすすめの過ごし方や保護者が注意すべきポイント、お子さんが学校に復帰するためのポイントを紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

不登校の中学生|おすすめの家での過ごし方

不登校のお子さんは基本的に自宅で過ごすことになります。学校であれば決められた時間割で授業が進みますが、自宅にいる限りは自分の裁量で過ごし方を決めることになるため、できるだけ有意義に過ごして欲しいですよね。
※もちろん、心身の回復が必要であればゆっくりやりたいことをして休むのがいいと思います。

不登校の中学生が家での主な過ごし方として、以下の4つが挙げられます

  • 勉強する
  • 毎日軽い運動をする
  • 家事を手伝う
  • ネットやゲーム

勉強する

お子さんが勉強に対して前向きであれば、無理のない範囲で学習を進めるとよいでしょう。

お子さんが不登校になってしまった場合、保護者が一番気になるのは「勉強の遅れ」でしょう。勉強は将来に直接的に影響し、進学や就職に関わります。

「早く勉強してほしい」と思うかもしれませんが、焦らずにお子さんの様子をよく観察し、お子さんが家庭学習できる状況なのか判断しましょう。

また、勉強するうえで大切なのは、学校の授業に追いつこうとして無理に焦らないことです。授業に追いつこうとして勉強すると、膨大な勉強量に圧倒され、やる気を失ってしまう可能性があります。

今は不登校生専門の塾や自宅で勉強できるオンライン学習塾も増えています。

さまざまな選択肢から、どのようなやり方が無理なく勉強できるのかを考えてみましょう。

まずは一度椅子に座ってみて、自分のペースで学習に取り組むことがポイントです。

不登校のお子さんの勉強についてはこちらの記事でも解説しています。ぜひご覧ください。

不登校中の勉強はどうすればいい?勉強の遅れや進学への影響について

毎日軽い運動をする

ウォーキングやランニング、ストレッチなどの軽い運動をすることも、心身の健康を保つためには非常に有効です。

不登校になるとどうしても家の中で静かに過ごすことが多くなるため、身体を動かす運動は気分転換になり、ストレスを和らげられるでしょう。

また、外に出るきっかけになり、気分をリフレッシュさせられます。

運動で身体を適度に疲れさせれば夜にぐっすり眠ることができ、生活リズムも整いやすくなります。

家事を手伝う

家事の手伝いはお子さんの自己肯定感を高めるのに非常に有効です。

役割を与えられることで自分の存在意義を感じられるとともに、家事をやりきることで達成感が得られ、自己肯定感が高まります。

また、皿洗いなどの家事をしていると、お子さんと保護者の距離が近くなるため、コミュニケーションをとる良い機会になります。

お子さんは学校に居場所がなく不登校になっています。お子さんがやりたくない家事をさせると、さらにお子さんを追い詰めることになるため、家事の強制はしないようにしましょう。

ネットやゲーム

また、自宅で「ネットやゲーム」をして過ごす人も多いようです。不登校で家にいる時間が多いと、どうしても時間を持て余してしまいます。

不登校の中学生にとっては、好きなことをする時間は非常に大切です。ネットやゲームが好きな中学生は多いでしょう。ストレス解消にもなり、効果的です。

また、インターネットを通じて他人とコミュニケーションがとれるのもメリットといえるでしょう。

一方で、インターネットを使う時間が極端に増えると、インターネット依存症になる可能性もあります。依存症になってしまうと生活リズムが崩れ、昼夜逆転してしまうおそれがあります。

昼夜逆転すると、学校に復帰することも難しくなるため、ネットやゲームの使用にはルールを決めるようにしましょう。

不登校の中学生に保護者が注意すべきポイント3選

では、不登校のお子さんに対して、保護者はどのような点に気をつけて接すればよいのでしょうか?

ここからは、保護者が注意すべきポイントを3つ紹介します。

  • 生活リズムを保つ
  • 定期的に話し合いの場を設ける
  • お子さんの変化に過剰に反応しない

生活リズムを保つ

不登校の中学生にとって、生活リズムを保つことは非常に重要です。

学校に復帰するうえで、規則正しい生活習慣は欠かせません。生活リズムは一度昼夜逆転すると治すのが難しく、特に注意する必要があります。

生活リズムを保つ方法としては「毎朝決まった時間に起きる・一日三食を意識する・事前に時間を区切って予定を決めておく」などがあります。学校に復帰する第一歩として、生活リズムを安定させることに取り組んでいきましょう。

昼夜逆転はネットやゲームに起因するものもありますが、病気が関わっている可能性もあります。どうしても昼夜逆転が治らないといった場合には、医療機関を受診してみるのもよいかもしれません。

昼夜逆転についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

不登校の中高生は昼夜逆転しがちなのはなぜ?治し方や注意点を親子の両視点で解説

定期的に話し合いの場を設ける

不登校の中学生にとって、家族とのコミュニケーションは非常に重要です。

そのため、定期的にお子さんと話し合うことをおすすめします。

お子さんは学校に居場所がないため不登校になっており、一番安心できる居場所がご家庭です。

定期的にお子さんと話し合いの場を設け、気持ちに寄り添うことで、お子さんは安心し、「自分にも居場所があるんだ」と自己肯定感を高められます。

お子さんとの話し合いの場を設け、お子さんが過ごしやすい場所を作ってあげましょう。

お子さんの変化に過剰に反応しない

お子さんの不登校期間が長くなるにつれ、お子さんにも変化が現れてくるはずです。

ずっと家にいたお子さんが「どこかに出かけたい」と言ったり、「勉強したい」と言ったりと、さまざまな変化があります。

お子さんが変わってくることに対して、さまざまな感情を抱くと思いますが、一喜一憂してはいけません。回復していることに対して喜ぶ言葉であっても、保護者の方がお子さんの言動に一喜一憂すると、お子さんが「期待に応えなくてはいけない」とプレッシャーを感じ、追い詰められてしまう可能性があります。

大切なのは「元気になったことがうれしい。学校に行っても行かなくても、あなたはそのままで大丈夫」ということをお子さんに伝えてあげることです。

お子さんが学校に復帰するためのポイント3選

「学校に復帰してほしいけどどうすれば良いかわからない…」と思っている保護者は多いでしょう。ここでは、学校復帰のポイントを3つ紹介します。

  • 焦らない
  • お子さんの心身の健康を第一に考える
  • 毎日コミュニケーションをとる

上記の3つを詳しく解説していきます。

焦らない

お子さんの学校復帰に対して焦ってしまうと、過干渉になり、お子さんにストレスを感じさせてしまう可能性があります。

学校復帰を目指すうえで、お子さんにストレスをできる限り与えないことが重要です。

「学校に登校さえすればいい」という気持ちを保護者の方が少しでも持っていると、お子さんはその気持ちを敏感に読み取り、無理をしてしまう可能性があります。

無理をすることでお子さんはストレスを感じ、より学校への復帰が遅れてしまいます。

焦らず、落ち着いた気持ちでお子さんと接してあげましょう。

お子さんの心身の健康を第一に考える

「お子さんの心身の健康を第一に考える」ことも非常に大切です。

不登校は心身の不健康から生じるものです。不登校になったということは、お子さんはさまざまなことに悩み、心を消耗させています。

そんなお子さんには、ストレスを緩和し、リフレッシュする機会が必要です、

先ほど述べたように、生活リズムを整えるほかにも、お子さんが嫌がらない場合には外出を促したりしてみましょう。

毎日コミュニケーションをとる

お子さんが学校への復帰を目指すうえで「毎日のコミュニケーション」は非常に重要です。

先ほども述べたように、お子さんにとってご家庭は一番居心地の良い、安心できる居場所です。

不登校のお子さんは、学校に自分の居場所がないと感じ、自己肯定感が低下してしまっています。そんなお子さんに「自分にも居場所があるんだ」と感じてもらうために、毎日コミュニケーションをとることが、復帰への大きな一歩になるでしょう。

コミュニケーションは些細なものでも構いません。「おはよう」や「おやすみ」など、ふとした挨拶だけでもお子さんは嬉しいものです。

少なくとも一日一回はコミュニケーションをとるよう心がけましょう。

まとめ

今回は、不登校の中学生におすすめの家での過ごし方や注意すべきポイント、学校に復帰するためのポイントについて解説しました。

不登校の場合は、基本的に勉強や運動、趣味などを中心に、お子さんのペースで無理なく過ごすことが大切です。
その際に、保護者としてはお子さんの生活リズムを整えることや、少しでもいいので会話をする時間を取るなど、留意してみてください。

お子さんが学校に復帰して欲しいと思っていても、まずは焦らず、お子さんの心身の健康を第一に考えて過ごせるようにサポートしましょう。

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