「毎朝の登校がつらそう」「このまま高校を続けられるだろうか」
――お子さんの様子を見ながら進路に悩むご家庭にとって、通信制高校やサポート校は現実的な選択肢になります。
この記事では、大分県で学べる通信制高校とサポート校を、特徴・学費・スクーリング・入試・所在地までまとめて紹介します。
目的別の選び方や使える支援制度もあわせて確認して、お子さんに合う学び方を探す手がかりにしてください。
大分県の通信制高校事情
はじめに、大分県の通信制高校がどのような状況にあるのかを整理しておきましょう。
文部科学省の学校基本調査によると、令和7年度(2025年度)時点で大分県内に通信制課程を置く高校は6校で、内訳は公立1校・私立5校です。
ただし、県が公表している私立学校名簿を見ると、私立5校のうち2校は休校(募集停止)となっており、実際に生徒を募集しているのは公立1校と私立3校にしぼられます。
学校の数だけを見ると選択肢が少なく感じられるかもしれませんが、これに全国規模の広域通信制高校のキャンパスやサポート校が加わるため、実際に検討できる学び先はもう少し広がります。
生徒数の面では、県内の通信制課程に在籍する生徒は令和7年度で1,473人(公立1,214人・私立259人)です。
令和3年度は1,126人でしたから、この4年でおよそ1.3倍に増えた計算になります。
全日制が合わないと感じたときに通信制を選ぶ家庭が、大分県でも着実に増えていることがうかがえます。
地理的には、学校も学習拠点も県都・大分市に集中しているのが大分県の特徴です。
公立の爽風館高等学校と、県内唯一の単独通信制である府内高等学校がいずれも大分市内にあり、広域通信制のキャンパスやサポート校もJR大分駅の周辺に集まっています。
一方で、県西部の日田市には藤蔭高等学校が、県南西部の竹田市には稲葉学園高等学校が通信制課程を置いており、大分市まで通うのが難しい地域にも選択肢が用意されています。
新しい動きとしては、竹田市の稲葉学園高等学校が令和6年度から通信制クラスを開講しました。
逆に、大分東明高等学校と明豊高等学校の通信制課程は現在休校となっており、募集は行われていません。
ここからは、区分ごとに具体的な学校を見ていきましょう。
【公立】大分県の通信制高校
学費の負担をできるだけ抑えたいなら、まず候補になるのが公立の通信制です。
大分県で通信制課程を置く公立高校は、大分市の爽風館高等学校の1校です。
大分県立爽風館高等学校(大分市)

大分市上野丘にある、定時制と通信制を併せ持つ県立高校です。
通信制課程のルーツは古く、県が公表している沿革によれば昭和23年に県立大分中学校と中津高等女学校に通信教育部が置かれたのが始まりで、その流れをくむ碩信高等学校が平成22年3月に閉校したあと、現在の爽風館高等学校に引き継がれました。
学年の区切りがない「完全単位制」で、自宅などでの自学自習を基本に、報告課題(レポート)の提出とスクーリング(面接指導)、テストを組み合わせて単位を積み上げていきます。
大きな特徴は、大分市の本校のほかに県内4か所の地区面接会場が設けられていることです。
県北地区は中津南高等学校(中津市)、久大地区は日田高等学校と日田林工高等学校(日田市)、県南地区は佐伯鶴城高等学校(佐伯市)で、大分市まで出るのが難しい家庭でも近くの会場で面接指導を受けられます。
実際の在籍者も、大分市を中心にしながら別府市や中津市、佐伯市など県内各地に広がっており、こうした地区面接会場の配置が通学圏の広さを支えています。
学費の軽さも公立ならではです。
受講料は1単位あたり100円(年間約3,000円)で、これに教科書や学校取扱金などが年間約2万円、レポートの郵送料が1通15円かかり、1年間で約25,000円が目安と公式に示されています。(金額は令和7年度の公表値)
働きながら学ぶ生徒に向けた教科書等の補助制度や修学奨励金制度も用意されています。
入学者選抜は春季(4月入学)と秋季(10月入学)の年2回で、令和8年度は入学定員400人に対し春季入学者84人、秋季募集人員は316人でした。
秋季選抜は面接と作文で選考され、春季入試では志望理由などを600〜800字にまとめる作文と3分程度の個人面接が課されています。
願書は本校の入試説明会や各教育事務所で配布されるため、日程を確認して足を運ぶとよいでしょう
所在地:大分市上野丘1丁目11番14号
【私立】大分県に本校がある通信制高校
公立に比べると費用はかかりますが、通学ペースを選べたり、少人数で手厚く見てもらえたりするのが私立の強みです。
大分県内に本校を置き、現在も生徒を募集している私立の通信制高校を3校紹介します。
府内高等学校(大分市)

JR大分駅の南口から徒歩3分、ホルトホール大分のすぐ南にある通信制高校です。
公式サイトで「大分県で唯一の単独通信制高等学校」と紹介されているとおり、全日制や定時制を併設せず、通信制だけを運営している学校です。
特徴は通学ペースを2つから選べる点で、全日制のように毎日通う「週5日通学(フレックス)コース」と、自宅学習を基本に登校日を最小限に抑える「週1日通学(スクーリング)コース」が用意されています。
週5日通学コースは午前中に基礎学力を固め、午後は大学進学講座や資格・検定講座を選択する構成で、進学系と資格取得系に分かれた学びが可能です。
県内で初めて学習教材「すらら」を導入するなど、一人ひとりに合った学習方法を探す姿勢が徹底されています。
編入学・転入学は随時受け付けており、毎週木曜日の13時30分から17時30分には学校説明会が開かれています。
コースによって費用が変わるため、学費の詳細は説明会や個別相談で確認してください。
所在地:大分市金池南1-8-5
藤蔭高等学校(日田市)

県西部・日田市にある私立高校で、全日制のほかに2007年(平成19年)開設の通信制課程を置いています。
JR日田駅の西口から徒歩5分という通いやすさで、県西部から大分市まで出なくても高校卒業を目指せるのが大きな利点です。
登校は毎週土曜日の週1日のみで、朝9時から始まる授業を受けながら、3年間で74単位以上を修得すれば卒業となります。
神社への参拝や調理実習といった行事もあり、週に一度、同じ立場の仲間と顔を合わせられる環境が用意されています。
学費は入学時納入金が92,000円(入学金50,000円・教育充実費36,000円・生徒会費6,000円)で、これに単位履修料として1単位あたり10,000円がかかります。
1年間に履修する単位数は15〜30単位が目安で、このほかに個人活動費10,000円や考査料(1科目1試験3,000円)などが必要です。(金額は2026年度募集要項による。)
入学は4月と10月の年2回、転入学は随時受け付けています。
所在地:日田市田島本町5−41
稲葉学園高等学校(竹田市)

県南西部の竹田市にある私立高校で、令和6年度から通信制クラスを新たに開講しました。
自宅学習を中心に、月1回の登校で普通科高校の卒業資格を取得できる設計になっており、毎日通うことに不安があるお子さんでも無理なく続けられます。
もともと不登校の生徒や特性のある生徒を受け入れてきた実績があり、一人ひとりの状況に合わせたサポートが受けられるのが特徴です。
教育課程は現代の国語や数学、情報などの基礎科目に加えて、総合的な探究の時間まで学年ごとに組まれており、卒業後の進路まで見据えた支援が用意されています。
前籍校で修得した単位をそのまま引き継げるため、高校を中退した後の再スタートにも向いています。
学費は、入学時に入学金50,000円、入学後は授業料が1単位あたり12,900円、これに教育充実費が月額3,000円という構成です。
授業料は就学支援金の適用により実際の納付額が変わります。
入試は一般入学試験が第1期から第3期まで設けられ、令和8年度は通信制課程の入学定員が20名、受験料は10,000円、選考は個人面接(15分程度)と志望理由書・調査書による総合判定でした。
注意しておきたいのは出願資格で、大分県または福岡県に在住していることが条件とされています。
県内でも南西部から通える貴重な選択肢なので、早めに募集要項を確認しておくと安心です。
(金額・条件は令和8年度募集要項および学校案内による。)
所在地:竹田市大字竹田2509番地
大分県にキャンパス・学習センターがある広域通信制高校
本校は他県にありながら、大分市内にキャンパスを構えて通学と卒業を支える広域通信制高校もあります。
いずれもJR大分駅から歩いて行ける範囲にあり、全国規模のネットワークを生かした多彩なコースが選べるのが魅力です。
N高等学校・S高等学校 大分キャンパス(大分市)

学校法人角川ドワンゴ学園が運営する、ネット学習で全国的に知られる広域通信制高校です。
本校はN高が沖縄県、S高が茨城県にあり、大分キャンパスはJR大分駅から徒歩2分の大分駅前ビルディング内に置かれています。
自宅学習が中心の「ネットコース」から、週1日・週3日・週5日でキャンパスに通う「通学コース」まで選べるため、体調や生活リズムに合わせて登校ペースを決められます。
プログラミングや語学など、興味のある分野を深く学べる課外授業が充実しているのも特徴です。
学費はネットコースの1年間の実質負担金額のモデルケースとして、73,000円~と記載がありました。
授業料には就学支援金が充てられるため、実際の納入額は認定結果に応じて軽くなります。
コース別の総額は最新の募集要項で確認してください。
所在地:大分市金池町2丁目1番16号 GODO大分駅前ビルディング 7階
鹿島朝日高等学校 大分キャンパス(大分市)

岡山県に本校を置く広域通信制高校で、大分市中央町のJR大分駅近くにキャンパスがあります。
少人数制で一人ひとりに目が届きやすく、通学スタイルの選択肢が豊富なのが特徴です。
決まった曜日に通うスタイルから自宅学習を中心にするスタイルまで用意されており、人と関わることに不安があるお子さんでも始めやすい環境が整っています。
オンライン学習システムを使って自宅で学習を進められるため、体調に波がある時期でも学びを止めずに済みます。
学費は入学金が不要で、施設費が年間24,000円、授業料が1単位あたり12,000円、システム管理費・通信費が年間49,000円、災害共済掛金が年間252円という内訳です。
サイトでは、高校1年生の4月入学を想定した3年間の合計負担額を219,756円とするモデルケースも示されています。ここに就学支援金が適用されるため実質の負担はさらに軽くなりますが、教科書代や副教材費、通学コースやオプションコースを申し込む場合の費用は別途必要です。
年度途中の転入・編入では請求額が変わるため、最新の内訳は公式の生徒募集要項で確認してください。
所在地:大分市中央町-1-23 辰巳ビル1階
クラーク記念国際高等学校 連携校大分キャンパス(大分市)

北海道に本校を置く広域通信制高校で、大分市内には教育連携校として「きらら国際高等学院」が大分キャンパスを開いています。
教育連携校とは、クラーク記念国際高等学校と連携を結んだ専修学校高等課程や技能連携施設のことで、連携校で専門的な学びや資格取得に取り組みながら、広域通信制であるクラーク記念国際高等学校の課程を併修し、高校卒業資格を取得できる仕組みです。
全日制と同じように毎日通うスタイルを基本にしているため、生活リズムを立て直したいお子さんや、仲間と一緒に学校生活を送りたいお子さんに向いています。
費用は、毎日通うタイプの学費は拠点によって異なると公式に案内されているため、連携校分と合わせた総額は見学や個別相談で確認しておくと安心です。
所在地:大分市東春日町17番21号 IVY大分高度コンピュータ専門学校内
大分県のサポート校一覧
サポート校は、それ自体では高卒資格を出せない民間の教育施設です。
高卒資格の取得には提携する通信制高校への同時入学が必要になり、サポート校の費用と通信制高校の学費は別々にかかる点に注意してください。
そのぶん学習面や生活面のきめ細かな支援が受けられるため、不登校からの再スタートや大学進学を目指す場合に心強い存在です。
おおぞら高等学院 大分キャンパス(大分市)

屋久島おおぞら高等学校と提携するサポート校で、JR大分駅から徒歩9分の大分市中央町にキャンパスがあります。
生徒一人ひとりに「マイコーチ」がつき、勉強の進め方から将来の話まで一緒に考えてくれるのが最大の特徴です。
プログラミングコース、マンガイラストコースといった専門コースのほか、基礎からじっくり学ぶ基礎コースや進学コースが用意されており、「好き」を入り口に学校生活を組み立てられます。
スクーリングでは世界自然遺産の屋久島にある本校を訪れ、自然のなかでの特別活動を体験できます。
学費は、提携する屋久島おおぞら高等学校の授業料が1単位あたり15,000円で、これに学院のコース費用が加わります。
2027年度の生徒募集要項では、みらい学科の基礎コースが年間396,000円(税込)、個別指導コースが580,800円(税込)と示されています。
専門コースや進学コースはコースごとに費用が異なるため、キャンパスへの問い合わせや資料請求で確認してください。受験料は15,000円です。
所在地:大分県大分市中央町1-3-20
トライ式高等学院 大分キャンパス(大分市)

「家庭教師のトライ」が運営するサポート校で、大分市金池町のJR大分駅近くにキャンパスがあります。
提携する通信制高校に在籍しながら、トライならではのマンツーマン指導で学習を進められるのが特徴です。
通学・在宅・オンラインの学習スタイルを組み合わせられるため、朝の体調に波がある場合でも、登校日や時間を調整しながら卒業を目指せます。
不登校からの再スタートに対応する体制と、大学進学を見据えた指導の両方を備えており、進学実績の豊富さにも定評があります。
学費はコースや受講するコマ数によって決まる仕組みで、公式サイトには金額の掲載がなく、専用の問い合わせ窓口が用意されています。
見学や個別相談の際に、提携する通信制高校の学費と合わせた総額を確認しておくと安心です。
所在地:大分市金池町2丁目6-15 EME大分駅前ビル1F
大分そらいろ高等学院(大分市)

NPO法人大分通信制学園が運営するサポート校で、大分市に拠点を置いています。
何らかの理由で学校に行けなかった子どもたちが次のステップに進めるように、という思いから、教職員やカウンセラーが立ち上げた学院です。
最大の特徴は登校日数の少なさで、進級・卒業に必要なスクーリングは年間最小14日。しかも夏季と冬季に集中して実施されるため、それ以外の時間はアルバイトや資格の勉強、趣味にあてられます。
集中スクーリングの期間以外にも毎週火曜日から土曜日に授業が行われており、通いたい生徒は通える設計です。
前籍校で修得した単位の引き継ぎ(条件あり)や高卒認定試験との併用にも対応しており、留年で1年遅れた生徒が同年代と同じタイミングで進学・就職できるよう配慮されています。
入学式や卒業式などの学校行事は原則として希望者のみの参加で、参加を強制されないのも心理的な負担が少ない点です。
費用面では、NPO法人が非営利で運営していることもあり、入学金は0円、夏季・冬季のスクーリングのみ出席する「集中スクーリングコース」は年間54,000円(教科書代は実費)と抑えられています。
設立から11年間、在籍した生徒は全員が卒業し、大分大学や法政大学、広島国際大学薬学部などへの進学や地元企業への就職を果たしてきたと公表されています。
詳しいコースや提携する通信制高校については、直接問い合わせて確認してください
事務局・お問い合わせ先:大分市羽田208-19未来高等学校大分北学習センター
フリースクール会場:大分市西大道町1-1-1-103号
【目的別】大分県の通信制高校おすすめの選び方
学校が絞りきれないときは、何を優先するかを決めると候補が見えてきます。目的別に向いている学校を整理しました。
とにかく学費を抑えたい方には、県立の爽風館高等学校が筆頭候補です。
公立のため授業料の負担は軽く、就学支援金と組み合わせればさらに抑えられます。
私立で費用を抑えたい場合は、履修する単位数に応じて学費が決まる藤蔭高等学校のように、必要な単位だけを積み上げる形の学校も検討する価値があります。
大学進学を目指す方には、午後に大学進学講座を置く府内高等学校の週5日通学コース、マンツーマンで受験対策までみてくれるトライ式高等学院、進学コースを備えるおおぞら高等学院などが向いています。
不登校経験があり手厚いサポートがほしい方には、不登校や特性のある生徒の受け入れ実績を持つ稲葉学園高等学校、カウンセラーが関わる大分そらいろ高等学院、マイコーチ制のおおぞら高等学院が候補になります。
専門分野(芸術・eスポーツ・プログラミング等)を学びたい方には、プログラミングや語学の課外授業が充実したN高等学校・S高等学校が向いています。マンガイラストや住環境デザインなどのコースを持つおおぞら高等学院、資格取得に力を入れる連携校大分キャンパスも選択肢です。
通学日数の少なさを重視する方には、月1回の登校で卒業を目指せる稲葉学園高等学校、週1日の土曜スクーリングで完結する藤蔭高等学校、自宅学習中心のコースを選べる府内高等学校やN高等学校・S高等学校が通いやすいでしょう。
発達障害・起立性調節障害の方には、体調に合わせて在宅・オンラインで学べるトライ式高等学院、自宅学習を中心に登校日を最小限にできる鹿島朝日高等学校、少人数で相談しながら進められる大分そらいろ高等学院などが向いています。
朝の起床に波がある起立性調節障害のお子さんでも、登校の時間帯や日数を調整しながら無理なく卒業を目指せます。
大分県の通信制高校で使える奨学金・補助金制度
通信制高校は全日制より学費を抑えられることが多いものの、私立やサポート校ではまとまった費用がかかります。負担を軽くするために、使える制度を押さえておきましょう。
全国共通で使える制度
高等学校等就学支援金は、授業料を国が支援する制度で、通信制高校も対象です。
2026年(令和8年)4月からは所得制限が撤廃され、より多くの家庭が支援を受けられるようになります。
支給される額は履修する単位数に応じて決まり、年度ごとに見直されるため、具体的な金額は文部科学省の案内や在籍する学校で確認してください。
進学や入学時のまとまった出費に備えるなら、日本政策金融公庫の「国の教育ローン(教育一般貸付)」も選択肢になります。
通信制高校の学費にも使え、子ども1人につき上限350万円まで固定金利で借り入れが可能です。
入学金や授業料、教材費などに幅広く充てられます。金利や世帯年収の上限は改定されることがあるため、最新の条件は公庫の公式サイトで確認してください。
大分県の制度
大分県では、授業料以外の教育費を支える返済不要の給付金として高校生等奨学給付金を実施しています。
特徴は、公立に通う場合と私立に通う場合で窓口と金額が分かれている点です。国公立の通信制に在籍する場合、住民税非課税世帯を対象に年額50,500円が給付されます(令和7年度の額)。
私立の通信制では区分がさらに細かく分かれます。
生活保護受給世帯が52,600円、住民税非課税世帯が52,100円。
道府県民税所得割と市町村民税所得割の合算額が105,500円未満の世帯は17,370円、182,500円未満の世帯は13,030円です(令和8年度の額)。
いずれも年度ごとに改定されるため、最新の金額と対象は在籍予定の学校や県の案内で確認してください。
もうひとつ押さえておきたいのが、私立に通う場合の授業料支援です。
大分県では国の就学支援金に加えて、県独自の授業料減免支援制度を設けています。
例えば、年収の目安が590万円以上910万円未満の世帯は、国の就学支援金(月額9,900円)に県の減免支援(月額10,000円)が上乗せされ、合計で月19,900円の支援を受けられる仕組みです。
金額や要件は年度ごとに改定されるため、申請前に大分県のホームページで最新の案内を確認してください。
なお、市町村が独自に設けている奨学金制度もあります。お住まいの自治体の制度が通信制高校でも使えるかどうかは、各市町村の窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。
学校選びは、学費だけでなく通学スタイルやサポート体制、学びたい分野など複数の視点から比べることが大切です。
大分県は大分市に選択肢が集まる一方、日田市や竹田市にも通信制課程を置く学校があり、住んでいる地域から通える学び方が見つかりやすくなっています。
気になる学校が見つかったら、まずは資料請求や学校説明会に足を運び、お子さんと一緒に雰囲気を確かめてみてください。

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