富山県でおすすめの通信制高校・サポート校7選!選び方や特徴について解説

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目次

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富山県には通信制課程を置く高校が3校あり、これに全国規模の広域通信制高校のキャンパスやサポート校が加わります。
この記事では、県内で学べる7校を特徴・学費・スクーリング・入試・所在地までまとめて紹介し、目的別の選び方と使える支援制度もあわせて解説します。

富山県の通信制高校事情

まずは、富山県の通信制高校がどのような状況にあるのかを見ておきましょう。

富山県が公表した令和7年度(2025年度)の学校基本調査によると、県内で通信制課程を置く高校は3校で、内訳は公立2校・私立1校です。
前年度より1校増えていますが、これは2025年4月に高岡市の高岡龍谷高等学校が通信制課程を新たに開設したためで、それまで県内の通信制課程は公立だけという状態が長く続いていました。
なお、県立高校の入学者選抜で通信制課程の生徒募集を行っているのは、令和8年度も富山市の雄峰高等学校の1校です。
実際に進路として検討する際は、この雄峰高等学校と高岡龍谷高等学校の2校が県内に本校を置く選択肢になります。

通信制高校の生徒数は令和7年度で874人(男子404人・女子470人)です。
令和3年度は782人でしたから、この4年でおよそ1割増えた計算になります。
ただし前年度の891人からは17人減っており、県内では急増というより緩やかな増加が続いている状況です。
全国的に通信制の生徒数が伸び続けているのと比べると、富山県は変化がゆるやかなほうだと言えます。

地理的には、学びの拠点が富山市と高岡市の2大都市に集中しているのが特徴です。
県内で通信制の生徒募集を行う唯一の公立校である雄峰高等学校は富山市の中心部にあり、全国規模の広域通信制高校のキャンパスもJR富山駅の周辺に集まっています。
一方、県西部では高岡市の高岡龍谷高等学校が通信制課程を開設したことで、呉西地区に住む家庭も地元で通信制を選べるようになりました。
なお雄峰高等学校の通信教育には協力校が2校あり、この体制は前年度と変わっていません。

新しい動きとして押さえておきたいのが、前述の高岡龍谷高等学校の通信制課程です。
県内の私立では初めての通信制課程で、メタバース上の教室やオンライン学習を全面的に取り入れた「新しい通信制」を掲げています。
ここからは、区分ごとに具体的な学校を見ていきましょう。

【公立】富山県の通信制高校

費用をできるだけ抑えたいなら、まず候補になるのが公立の通信制です。
富山県では、富山市の雄峰高等学校が公式サイトで「県内で唯一の公立の通信制」と案内しており、働きながら高校卒業を目指す人から中学卒業後すぐの生徒まで、幅広い年代が学んでいます。

富山県立雄峰高等学校(富山市)

通信制 – 富山県立雄峰高等学校

富山市神通町にある、昼間単位制・夜間単位制の定時制と通信制を併せ持つ県立高校です。
通信制課程には普通科と衛生看護科の2つが置かれており、普通科では普通教科を中心に、家庭や商業の専門科目も選んで学べます。
衛生看護科は富山市医師会看護専門学校の准看護学科に入学した生徒を対象とした学科で、資格取得と高校卒業を両立させたい人に向けた仕組みです。

学び方は自宅でのレポート作成を基本とし、スクーリングは各学期9回、日曜日・月曜日・水曜日のいずれかを選んで登録します。
1時限は50分で最大7時限まであり、受講手続きや学校行事、定期試験を含めると年間25日程度の登校になります。
提出するレポートは1年間で約60〜70枚が目安で、科目担当者が添削して自宅に郵送してくれる仕組みです。
前期・後期の二学期制で、それぞれの学期末に単位が認定されます。
卒業には3年以上の在籍と74単位以上の修得、特別活動の成果が必要です。

学費の軽さは公立ならではで、通信制の授業料は年額で1単位あたり300円、入学料はかかりません。
就学支援金の受給認定を受ければ授業料は無償になります。
このほか諸経費が年額約14,000円、教科書・学習書代が年額約8,000〜18,000円ほどかかります。授業料減免や各種奨学金、勤労学生控除といった支援もそろっています。(金額は2025年度の学校案内による。)

心強いのは相談体制で、公認心理師などのスクールカウンセラー3人とスクールソーシャルワーカー1人が、それぞれ週1回来校します。
生徒会活動や部活動もあり、さまざまな年齢・経歴の人と一緒に学校生活を送れるのも通信制ならではの魅力です。
所在地:富山市神通町二丁目12番20号 JR富山駅南口から徒歩約10分

【私立】富山県に本校がある通信制高校

私立で県内に本校を置く通信制高校は、2025年4月に開設されたばかりの高岡龍谷高等学校の通信制課程です。新設ならではの、オンラインを前提にした学びの設計が特徴になっています。

高岡龍谷高等学校 通信制課程(高岡市)

通信制課程 – 高岡龍谷高等学校

高岡市にある私立高校が、令和7年度から新たに開設した通信制課程です。
「いつでも、どこでも、学び・学び直せる」を掲げ、土曜日の週1回登校で3年間在籍し、74単位を修得すると卒業できる設計になっています。
試験日を除くと年間の登校日数は30日程度です。特徴的なのが、Web上に開設された2Dのメタバース空間「龍谷メタキャンパス(Ryukoku・Growth)」で、自分のアバターを通じて授業に参加したり、クラスメイトと交流したり、スクールカウンセラーと面談したりできます。

学習の中心となるレポート作成は、使用する教科書に即した「教科書授業動画」がサポートし、学び直しには「すらら」、大学進学対策には「スタディサプリ」といった学習支援ソフトを活用します。
卒業には、必履修科目を含む74単位以上の修得、3年以上の在籍、特別活動への30単位時間の参加という3つの条件を満たす必要があります。
全日制課程の生徒が通信制課程の科目を履修できる仕組みも用意されています。

学費は、入学時に納入金100,000円がかかり、授業料にあたる費用(履修科目の登録料と単位認定試験の受験料の合計)は1年次の目安が378,000円です。
これに教育充実費が年間60,000円加わりますが、世帯収入に応じて就学支援金が適用され、負担は軽くなります。令和8年度の受験料は15,000円で、転入学の相談は随時受け付けています(金額は公式サイトの案内による)

所在地:富山県高岡市古定塚4-1 JR氷見線越中中川駅下車 徒歩12分

富山県にキャンパス・学習センターがある広域通信制高校

本校は県外にありながら、富山市内にキャンパスや学習センターを構えている広域通信制高校もあります。
県内に本校を置く学校が少ないぶん、富山県ではこうした広域通信制のキャンパスが実質的な通学先として大きな役割を果たしています。
拠点はいずれもJR富山駅の周辺に集まっています。

N高等学校・S高等学校 富山キャンパス(富山市)

N高等学校・S高等学校・R高等学校

学校法人角川ドワンゴ学園が運営する、ネット学習で全国的に知られる広域通信制高校です。
本校はN高が沖縄県、S高が茨城県にあり、富山キャンパスはJR富山駅から徒歩5分の富山市新桜町に置かれています。

通学の頻度は、対面でのサポートをしっかり受けたい人向けの「週5・週3コース」、自分の時間も確保したい人向けの「週1+コース」、自宅で学習を進める「ネットコース」から選べます。
キャンパスの開校時間は平日9時から18時までで、生活リズムに合わせて通い方を決められるのが強みです。
プログラミングや語学など、興味のある分野を深く学べる課外授業が充実しているのも特徴といえます。

学費はネットコースの入学金が10,000円、授業料が1単位あたり12,000円(普通科)で、学習内容を絞った普通科ベーシックなら1単位7,200円です。
授業料には就学支援金が充てられるため、実際の納入額は認定結果に応じて軽くなります。
この基本の学費に通学分の費用が加算されるため、総額は最新の募集要項で確認してください

所在地:富山県富山市新桜町2-21 MKD.9富山ビル 3F JR富山駅 徒歩5分

第一学院高等学校 富山キャンパス(富山市)

通信制高校(単位制)なら第一学院高等学校

茨城県と兵庫県に本校を置く広域通信制高校で、富山キャンパスは富山市新桜町の朝日生命富山ビル内にあります。
富山駅から南へ徒歩5分、市電の新富町駅からも徒歩2分と通いやすい立地です。

コースの選択肢が幅広いのが特徴で、週5日登校の「スタンダードコース」、週2日登校の「ベーシックコース」、オンライン中心の「Mobile HighSchool」から選べます。
さらに、大学進学専攻やグローバル専攻、アート表現専攻などを備えた「プレミアムコース」も用意されています。

学費はコースによって異なるため、資料請求や個別相談で確認してください。

所在地:富山県富山市新桜町4-28 朝日生命富山ビル5F

星槎国際高等学校 富山(富山市)

星槎国際富山 – 星槎国際高等学校

北海道に本校を置く広域通信制高校で、富山市新富町のCiCビル内に学習拠点があります。
JR富山駅からすぐの立地で、週5日から3日まで自分に合った登校ペースを選べるのが特徴です。
星槎ならではの「ゼミ授業」と呼ばれる体験型の学びが用意されており、教科書の勉強だけでなく、体験を通して興味の幅を広げられます。

同じ建物内でフリースクールも運営されており、一人ひとりの特性に配慮した支援に長く取り組んできた学校法人が母体です。
対人関係に不安を抱えるお子さんも相談しながら進められる環境です。

学費内訳の例として、入学金50,000円、授業料500,000円、その他諸経費含め合計643,750円の記載があります。(令和8年度募集要項)
詳細は、体験入学や説明会で確認してください。

所在地:富山県富山市新富町1-2-3 CiCビル5階 JR線「富山駅」より徒歩3分

鹿島朝日高等学校 富山キャンパス(富山市)

鹿島朝日高等学校 広域・通信制課程(単位制) 普通科

岡山県に本校を置く広域通信制高校で、富山キャンパスはJR富山駅の南口から徒歩5分の富山市新富町にあります。
少人数制で一人ひとりに目が届きやすく、通学スタイルの選択肢が豊富なのが特徴です。
決まった曜日に通うスタイルから自宅学習を中心にするスタイルまで用意されているため、体調に波がある時期でも学びを止めずに進められます。
オンライン学習システムを活用して自宅で学習を進められる点も、外出に不安があるお子さんには心強いところです。

学費は入学金が不要で、施設費が年間24,000円、授業料が1単位あたり12,000円、システム管理費・通信費が年間49,000円、災害共済掛金が年間252円という内訳です。
公式サイトには、高校1年生の4月入学を想定した3年間の合計負担額を219,756円とするモデルケースも掲載されています。
ここに就学支援金が適用されるため実質の負担はさらに軽くなりますが、教科書代や副教材費、通学コースやオプションコースの費用は別途かかります。
年度途中の転入・編入は請求額が変わるため、最新の内訳は公式の生徒募集要項で確認してください。

所在地:富山県富山市新富町2-4-25 カーニープレイス4F C室 JR富山駅(南口)より徒歩5分

富山県のサポート校一覧

サポート校は、それ自体では高卒資格を出せない民間の教育施設です。
資格の取得には提携する通信制高校への同時入学が必要になり、サポート校の費用と通信制高校の学費は別々にかかる点に注意してください。
富山県内はサポート校の数自体が多くないため、前の章で紹介した広域通信制高校のキャンパスが実質的な通学先の役割を担っています。
そのなかで、学習支援に特化したサポート校として選択肢になるのが次の1校です。

トライ式高等学院 富山キャンパス(富山市)

通信制高校で大学進学|通信制高校・サポート校のトライ式高等学院

「家庭教師のトライ」が運営するサポート校で、富山市新富町のJR富山駅近くにキャンパスがあります。
提携する通信制高校に在籍しながら、トライならではのマンツーマン指導で学習を進められるのが最大の特徴です。
通学・在宅・オンラインの学習スタイルを組み合わせられるため、朝の体調に波がある場合でも、登校日や時間を調整しながら卒業を目指せます。

不登校からの再スタートに対応する体制と、大学進学を見据えた指導の両方を備えており、進学サポートの手厚さにも定評があります。
学費はコースや受講するコマ数によって決まる仕組みで、公式サイトには金額の掲載がなく、専用の問い合わせ窓口が用意されています。
見学や個別相談の際に、提携する通信制高校の学費と合わせた総額を確認しておくと安心です。

所在地:富山県富山市新富町1丁目2-3 富山ステーションフロントCiC2F JR北陸本線「富山駅」より徒歩約2分

【目的別】富山県の通信制高校おすすめの選び方

候補を絞りきれないときは、何を優先したいかで考えると決めやすくなります。目的別に向いている学校を整理しました。

とにかく学費を抑えたい方には、県立の雄峰高等学校が筆頭候補です。公立のため授業料の負担は軽く、就学支援金と組み合わせればさらに抑えられます。私立や広域通信制を検討する場合も、自宅学習中心のコースを選べば費用を抑えやすくなります。

大学進学を目指す方には、マンツーマンで受験対策までみてくれるトライ式高等学院、大学進学専攻を持つ第一学院高等学校、スタディサプリを活用して進学対策ができる高岡龍谷高等学校の通信制課程が向いています。

不登校経験があり手厚いサポートがほしい方には、スクールカウンセラーを配置し保護者や中学校とも連携する高岡龍谷高等学校、フリースクールを併設する星槎国際高等学校、完全マンツーマンのトライ式高等学院が候補になります。

専門分野(芸術・eスポーツ・プログラミング等)を学びたい方には、プログラミングや語学の課外授業が充実したN高等学校・S高等学校が向いています。アート表現専攻やeスポーツオンラインコースを備える第一学院高等学校も選択肢です。

通学日数の少なさを重視する方には、年間25日程度の登校で済む県立雄峰高等学校、土曜日の週1回登校が基本の高岡龍谷高等学校、自宅学習中心のネットコースを選べるN高等学校・S高等学校が通いやすいでしょう。自宅学習を中心にしたスタイルを選べる鹿島朝日高等学校も、体調に波がある時期に通い方を組み立てやすい選択肢です。

発達障害・起立性調節障害の方には、体調に合わせて在宅・オンラインで学べるトライ式高等学院が候補になります。特性に配慮した支援に長く取り組んできた星槎国際高等学校、メタバース教室で自宅から授業に参加できる高岡龍谷高等学校も、無理なく続けやすい環境です。朝の起床に不安がある場合でも、登校日や参加の仕方を調整しながら卒業を目指せます。

富山県の通信制高校で使える奨学金・補助金制度

通信制高校は全日制より学費を抑えられることが多いものの、私立やサポート校ではまとまった費用がかかります。使える制度を早めに確認しておきましょう。

全国共通で使える制度

高等学校等就学支援金は、授業料を国が支援する制度で、通信制高校も対象です。2026年(令和8年)4月からは所得制限が撤廃され、より多くの家庭が支援を受けられるようになります。支給される額は履修する単位数に応じて決まり、年度ごとに見直されるため、具体的な金額は文部科学省の案内や在籍する学校で確認してください。

まとまった出費に備えるなら、日本政策金融公庫の「国の教育ローン(教育一般貸付)」も選択肢になります。通信制高校の学費にも使え、子ども1人につき上限350万円まで固定金利で借り入れが可能です。入学金や授業料、教材費などに幅広く充てられます。金利や世帯年収の上限は改定されることがあるため、最新の条件は公庫の公式サイトで確認してください。

富山県の制度

富山県では、授業料以外の教育費を支える返済不要の高校生等奨学給付金を実施しています。富山県の特徴は、私立に通う場合は県の学術振興課、国公立に通う場合は県教育委員会と、窓口が分かれている点です。私立の通信制に在籍する場合、生活保護(生業扶助)受給世帯は年額52,600円、住民税非課税世帯は52,100円、住民税所得割の合算額が105,500円未満の世帯は17,370円、182,500円未満の世帯は13,030円が給付されます(令和8年度の額)。国公立の通信制では、非課税世帯が年額50,500円という区分です(令和7年度の額)。いずれも年度ごとに改定されるため、最新の金額は申請前に確認してください。

申請は、富山県内の学校に在学している場合は学校を通して行い、県外の私立高校に在学している場合は県へ直接提出します。通常分の提出期限は10月末で、支給は12月頃の予定です。災害などで家計が急変した世帯向けの支援や、新入生向けの前倒し給付も用意されています。金額や要件は年度ごとに改定されるため、申請前に富山県のホームページで最新の案内を確認してください。このほか、富山市など市町村が独自の奨学資金制度を設けている場合もありますので、お住まいの自治体の窓口にも問い合わせてみるとよいでしょう。

学校選びは、学費だけでなく通学スタイルやサポート体制、学びたい分野など複数の視点から比べることが大切です。
富山県は県内に本校を置く通信制高校が2校と限られる一方、富山駅周辺に広域通信制のキャンパスが集まり、高岡市にも新しい選択肢が生まれました。
気になる学校が見つかったら、まずは資料請求や説明会に足を運び、お子さんと一緒に雰囲気を確かめてみてください。

不登校のお子さんのこと、1人で悩まないで

無理をして今の学校に通わなくても、将来の選択肢はいくらでもあります。

実際に、オンラインフリースクールシンガクの生徒さんの多くは、自分で将来の夢を見つけ、生き生きと過ごされている方が多いです。

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