兵庫県でおすすめの通信制高校・サポート校9選!選び方や特徴について解説

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目次

「毎日学校へ通うのがつらい」「自分のペースで高校卒業を目指したい」
――そんなお子さんの進路を考えるとき、心強い選択肢になるのが通信制高校やサポート校です。
この記事では、兵庫県内の代表的な通信制高校とサポート校を、学費やスクーリング、入試情報とあわせて紹介します。
目的別の選び方や使える奨学金・補助金制度もまとめているので、お子さんに合った学校を見つける手がかりにしてください。

兵庫県の通信制高校事情

まずは、兵庫県の通信制高校がどのような状況にあるのかを押さえておきましょう。

兵庫県内に本校を置く通信制高校は、令和7年度(2025年度)時点で5校あります。
内訳は公立が2校、私立が3校です。
生徒数は令和4年度の5,881人から令和6年度には6,278人まで増え、令和7年度は6,253人と、ここ数年は6,000人を超える高い水準で推移しています。
通信制高校が特別な選択肢ではなく、ごく一般的な進路のひとつとして定着してきていることがうかがえます。

兵庫県の特徴は、本校の立地が都市部だけに偏っていない点です。
生徒数で見ると、養父市にある私立の広域通信制高校に在籍者が大きく集中しており、公立2校は神戸市と姫路市に分かれて立地しています。
さらに相生市や淡路市にも本校を置く私立校があり、阪神間・播磨・但馬・淡路と県内各地に学びの場が分散しているのが、面積の広い兵庫県ならではの姿です。

なお、ここで数える5校は「本校が兵庫県内にある学校」です。
これとは別に、本校は他県にありながら兵庫県内にキャンパスを構える広域通信制高校も多数あり、実際に通える学校の選択肢はさらに広がります。
また、2026年春には宝塚市に小林聖心女子学院高等学校の通信制課程が新たに開設されたばかりで、学びの選択肢は今も少しずつ広がっています。
ここからは、区分ごとに代表的な学校を具体的に見ていきましょう。

【公立】兵庫県の通信制高校

兵庫県内で公立の通信制課程を持つ高校は、神戸市の県立青雲高等学校と姫路市の県立網干高等学校の2校です。
学費の安さを重視するなら、まず候補に挙がる学校です。
いずれも受講料は1単位あたり310円と低額で、入学料や諸費用を含めても年間およそ2万〜3万円程度に収まり、高等学校等就学支援金の対象にもなります。

兵庫県立青雲高等学校(神戸市)

https://dmzcms.hyogo-c.ed.jp/seiun-hs/NC3/

阪神地域で通信制課程を学べる公立校で、神戸市長田区に本校があります。

学習は在宅での自学自習を中心に、レポート提出とスクーリング(面接指導)、テストを組み合わせて単位を修得していく、通信制の標準的なしくみです。

スクーリングは日曜・月曜・木曜から選んで通う形が基本で、働きながら学ぶ生徒や、自分のペースで学び直したい生徒が多く在籍しています。

入試は県内に住所または勤務地がある人が対象です。

学費の負担が軽く、神戸とその周辺から通いやすいのが大きな魅力です。

所在地:神戸市長田区池田谷町2-5

兵庫県立網干高等学校(姫路市)

dmzcms.hyogo-c.ed.jp/aboshit-hs/NC3/

姫路市網干区にある県立校で、播磨地域で通信制課程を学べる学校です。

青雲高校と同じく受講料は1単位310円と低額で、レポート、日曜・月曜を中心としたスクーリング、テストを通じて単位を積み上げていきます。

豊岡・阪神昆陽・西脇北の県立高校が面接指導の協力校となっており、県北部や但馬方面からも学びやすい体制が整えられています。

入試は面接が中心で、義務教育を修了し県内に居住または勤務する人が出願できます。

所在地:姫路市網干区新在家259-1

【私立】兵庫県に本校がある通信制高校

本校が兵庫県内にある私立の通信制高校のなかから、特色のある2校を紹介します。
公立に比べると学費は高めになりますが、独自のコースや手厚いサポートが用意されており、就学支援金を使えば実質的な負担はさらに軽くなります。

相生学院高等学校(相生市)

通信制高校は、東京・大阪・兵庫の相生学院高等学校(相学)

相生市に本校を置く単位制の広域通信制高校で、私立校のなかでは学費を公式に公開している数少ない学校のひとつです。
進学・情報処理・スポーツ・調理など複数のコースをそろえ、生徒の目的に合わせて選べるのが特徴です。

学費は、入学検定料10,000円、入学金50,000円、授業料が1単位あたり10,000円、施設設備維持費・諸経費が年30,000円が基本です。
このほかに教科書・副教材費が別途必要で、進学・情報処理・スポーツなど専門コースを選ぶ場合はコースごとに費用が加算されます。

学年制ではないため自分のペースで単位を積み上げやすく、就学支援金を活用すれば普通科の負担は大きく軽くなります。
スクーリングや募集の詳細は学校説明会などで確認するとよいでしょう。

所在地:相生市野瀬700

AIE国際高等学校(淡路市)

広域通信制・単位制(国際高等学校) | AIE国際高等学校

淡路市にある単位制の広域通信制高校で、通信制高校では全国で唯一、そして兵庫県内の一条校としても初めて、国際バカロレア(IBDP)の認定を受けた学校です。

IBディプロマプログラムのほか、英語に力を入れたILA(インターナショナル・リベラルアーツ)、アカデミック、スポーツといったコースを設け、国際的な進学や語学に関心のあるお子さんに向いています。

学び方も、寮で生活しながら通うレジデンス型、週5日・週3日・週1日の通学型、オンライン型など多彩で、生活スタイルに合わせて選べます。

就学支援金の対象校ですが、学費は公式サイトに金額の記載がないため、資料請求や個別相談で確認してください。

所在地:淡路市浜1-48

兵庫県にキャンパス・学習センターがある広域通信制高校

本校は他県にありながら、全国に多数のキャンパスを構え、兵庫県内でも学べる広域通信制高校から、代表的な2校を紹介します。
オンライン学習や専門コースが充実している学校が多く、近年人気が高まっています。

N高等学校・S高等学校・R高等学校(角川ドワンゴ学園)

N高等学校・S高等学校・R高等学校

学校法人角川ドワンゴ学園が運営する、ネット学習で全国的に知られる広域通信制高校です。

本校はそれぞれ沖縄(N高)・茨城(S高)・群馬(R高)にあり、兵庫県内には神戸三宮と姫路の2か所にキャンパスがあります。

自宅中心の「ネットコース」から、週1・週3・週5でキャンパスに通う「通学コース」まで選べ、プログラミングや語学などの専門学習が充実しているのも特長です。

学費は公式サイトでは就学支援金を適用した後の実質負担額がモデルケースとして示されており、ネットコースは年額およそ7万円台からが目安です(通学コースはこれに費用が加算されます。1単位あたりの授業料など内訳の詳細は公式の募集要項で確認してください)。

スクーリングは年に数日の集中形式で、入試はネットコースが書類選考中心、通学コースは書類選考に加えて筆記試験と面接があります。

クラーク記念国際高等学校

通信制高校 | クラーク記念国際高等学校

本校は北海道にあり、全国にキャンパスを展開する大規模な広域通信制高校です。

兵庫県内には神戸三宮・西神中央・三田・豊岡やオンライン型の「CLARK SMART芦屋」など直営拠点があり、芦屋・姫路・明石・加古川・小野などの連携校も含めると、県内の広い範囲をカバーしています。

毎日通う全日型コースのほか、通学日数を選べるスマートスタディコース、自宅学習を中心に年間およそ20日の登校で学ぶ単位修得コースなどがあり、生活スタイルに合わせて選べます(登校日数はキャンパスにより異なります)。
進学やeスポーツなど専攻も多彩です。

学費はコースやキャンパスにより異なるため、募集要項の取り寄せや各キャンパスへの問い合わせで確認してください。

入試の選考方法もキャンパスやコースによって異なるため、各キャンパスの募集要項で確認するとよいでしょう。転入・編入は随時受け付けています。

兵庫県のサポート校一覧

サポート校は、それ自体では高卒資格を出せない民間の教育施設です。
高卒資格を得るには、提携する通信制高校への同時入学が必要になり、サポート校の費用と通信制高校の学費は別々にかかる点に注意してください。
その分、学習面・生活面のきめ細かなサポートが受けられるのが強みで、不登校からの再スタートや大学進学を手厚く支えてくれます。
なお、サポート校は学費を資料請求や個別相談で案内する方針のところが多く、年間で数十万円規模の費用がかかるのが一般的です。

トライ式高等学院(兵庫県内8キャンパス)

通信制高校で大学進学|通信制高校・サポート校のトライ式高等学院

「家庭教師のトライ」グループが運営するサポート校で、三宮・元町・姫路・西宮北口・尼崎・西明石・加古川・宝塚の8キャンパスがあります。

提携する鹿島学園高等学校などの通信制高校に在籍しながら、トライならではのマンツーマン指導で学習を進められるのが特徴です。

通学・オンライン・在宅の3つの学習スタイルから選べ、近くにキャンパスがない場合はオンライン授業にも対応します。

進学から不登校サポートまで幅広く対応しており、キャンパスの変更ができるのも便利な点です。

学費はコースや受講するコマ数によって異なり、公式サイトでは公開されていないため問い合わせが必要です(提携通信制高校の学費は別途)。

おおぞら高等学院(神戸市・姫路市)

おおぞら高等学院 – おおぞら高校=なりたい大人になるための学校

屋久島おおぞら高等学校のサポート校で、兵庫県内には神戸キャンパス(神戸市中央区)と姫路キャンパスの2か所があります。
屋久島おおぞら高等学校に在籍しながら、おおぞら高等学院でマイコーチ(担任)の支援を受けて学ぶしくみです。

スクーリングでは屋久島の本校に出向き、自然を生かした特別活動や全国の仲間とのグループワークを体験できるのが大きな特色です。
たい大人になるための「みらいの架け橋レッスン」など、体験を重視したプログラムが用意されています。

学費は公式サイトに記載がないため、資料請求や個別相談で確認しましょう。

所在地:神戸市中央区中山手通2-1-8

学研WILL学園 明石キャンパス(明石市)

学研WILL学園

学研グループが運営する、通信制高校に通う高校生と、不登校の小・中学生のためのフリースクール兼サポート校です。
兵庫県内には明石キャンパスがあり、通信制高校での高卒資格取得を学習面・生活面の両方から支えます。

一人ひとりの状況に合わせた個別対応や、安心して通える居場所づくりに力を入れているのが特徴で、不登校からの再スタートを考えるご家庭の選択肢になります。

学費は、総合コースで入学金110,000円、活動費(年額)264,000円、指導料(月額)66,000円です。コースによって学費が異なるので、公式サイトで、お子さんに合ったコースの学費を確認してみてください。

所在地:明石市本町1-1-28

【目的別】兵庫県の通信制高校おすすめの選び方

学校が多くて迷ってしまう場合は、何を重視するかで絞り込むのがおすすめです。目的別に向いている学校を整理しました。

とにかく学費を抑えたい方には、年間およそ2万〜3万円で通える県立青雲高等学校・県立網干高等学校が筆頭候補です。私立なら、N高のネットコースなど、就学支援金を活用して負担を大きく軽くできるオンライン中心のコースも検討の価値があります。

大学進学を目指す方には、IB(国際バカロレア)で世界の大学も視野に入れられるAIE国際、進学コースを持つ相生学院やクラーク記念国際が向いています。

不登校経験があり手厚いサポートがほしい方には、マンツーマン指導のトライ式高等学院、体験を重視するおおぞら高等学院、個別対応に力を入れる学研WILL学園などがおすすめです。

専門分野(語学・スポーツ・プログラミング等)を学びたい方には、プログラミングや語学に強いN高、国際教育のAIE国際、情報処理・スポーツなど多彩なコースをそろえる相生学院が選択肢になります。専門コースは授業料のほかに実習費・教材費がかかることが多いため、総額もあわせて確認しておくと安心です。

通学日数の少なさを重視する方には、自宅学習中心のN高ネットコース、年間約20日の登校で学べるクラークの単位修得コース、オンライン型を選べるトライ式高等学院などが適しています。

発達障害や起立性調節障害などで、体調や登校時間に不安がある方には、在宅でも学べるトライ式高等学院、オンライン中心で自分のペースを保てるN高、少人数できめ細かく見てもらえるAIE国際やおおぞら高等学院などが、無理なく通いやすい環境を用意しています。

兵庫県の通信制高校で使える奨学金・補助金制度

通信制高校は全日制より学費を抑えられるケースが多いものの、私立やサポート校では一定の費用がかかります。負担を軽くするために、使える制度を確認しておきましょう。

全国共通で使える制度

高等学校等就学支援金は、授業料相当を国が学校に給付する制度で、通信制高校も対象です。支給額は履修する単位数に応じて決まり、令和8年度(2026年度)からは所得制限が撤廃されてすべての世帯が対象になるとともに、私立通信制の支給上限額も引き上げられます。1単位あたりの具体的な支給額や上限は年度によって見直されるため、最新の金額は文部科学省や在籍校で確認してください。支給期間は最長48か月(4年間)です。

高校生等奨学給付金は、授業料以外の教材費などを支援する返済不要の給付金です。生活保護世帯・非課税世帯が対象で、世帯の状況に応じて年額が決まります。

進学を見据える場合は、通信制高校の学費にも利用できる日本政策金融公庫の「国の教育ローン」も選択肢です。子ども1人につき350万円以内を固定金利で借りられ、返済期間は最長20年。在学中は利息のみの返済にすることもできます(利用条件は公庫の窓口で確認してください)。

兵庫県の制度

兵庫県には、国の制度に加えて県独自の支援があります。授業料以外の教育費を支援する高校生等奨学給付金(奨学のための給付金)は通信制高校も対象で、返済の必要がありません。住民税が非課税の世帯の場合、私立通信制で年額52,100円が支給されます(県立に通う場合は兵庫県教育委員会、私立に通う場合は兵庫県の担当課が窓口です)。なお、私立高校生の授業料を軽くする県の授業料軽減補助制度は通信制が対象外で、授業料については国の就学支援金が適用される点に注意してください。制度の内容や金額、申請方法は年度によって見直されるため、最新の情報は兵庫県や兵庫県教育委員会の窓口で確認してください。

市区町村レベルでも、入学準備金や奨学金の貸付制度を設けている自治体があります。お住まいの自治体の制度が通信制高校でも使えるか、各市町の窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。

お子さんに合った学校選びは、学費だけでなく、通学スタイルやサポート体制、学びたい分野など、複数の視点から比較することが大切です。気になる学校が見つかったら、まずは資料請求や学校説明会に足を運び、実際の雰囲気を確かめてみてください。きっと、お子さんが自分らしく学べる場所が見つかるはずです。

不登校のお子さんのこと、1人で悩まないで

無理をして今の学校に通わなくても、将来の選択肢はいくらでもあります。

実際に、オンラインフリースクールシンガクの生徒さんの多くは、自分で将来の夢を見つけ、生き生きと過ごされている方が多いです。

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