子どもがのびのびと成長するためには、安心して過ごせる環境が欠かせません。
学校生活にうまく馴染めなかったり、学習スタイルが合わなかったりする場合に選ばれているのがフリースクールです。自分のペースで学べるよう工夫されており、教育方針や活動内容もさまざまです。
足立区で利用を検討する際には、それぞれの特色を理解し、子どもに合う場所を見つけることが大切ですよ。ここでは、足立区でおすすめのフリースクールを紹介し、選び方や特徴について解説します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
足立区でおすすめのフリースクール4選
未来大学みらいFS

未来大学みらいフリースクールは、不登校の子どもが安心して通える「もう一つの居場所」として設立されました。
母体は東京未来大学を運営する学校法人で、長年培った教育ノウハウを活かした支援体制が整っています。
通学スタイルは週1日から選択でき、最大で週5日まで通える柔軟なコース制。少しずつ生活リズムを整えたい子どもにも、自分のペースに合わせて挑戦したい子どもにも対応できます。
校舎にはカフェスペースや学習室が用意され、学習だけでなく仲間との交流を大切にしたプログラムも実施されています。
綾瀬駅から徒歩3分という立地も通いやすさの大きな魅力。系列の高校・専門学校との連携もあり、卒業後の進路を見据えたサポートも受けられます。
保護者にとっても安心して子どもを任せられるフリースクールです。
電話番号 | 03-5629-3790 |
住所 | 綾瀬教室:東京都足立区綾瀬2-30-6 六町教室:東京都足立区南花畑1-14-24-301 |
アクセス | 綾瀬教室:東京メトロ千代田線「綾瀬駅」より徒歩3分 六町教室:つくばエクスプレス「六町」駅より徒歩5分 |
対象年齢 | 小学校3年生~中学校3年生 |
費用 | 入学金:50,000円 ・スタンダード(週5日):62,000円~72,000円/月 ・3day(週3日):38,000円~55,000円/月 ・1day(週1日):24,000円~34,000円/月 |
公式サイト | 東京未来大学みらいフリースクール |
あだちファミリースペース every tree

あだちファミリースペース every tree は、学校に行きづらい子どもたちにとって「安心して過ごせる木陰」のような存在です。
大切にしているのは「あなたはあなたのままでいい」というメッセージ。何かを頑張らなくても、ただ居るだけで受け入れてもらえる空気があります。
子どもたちは読書や工作、ゲームなど思い思いの時間を過ごしながら、少しずつ人との関わりに慣れていきます。
専門的な知識を持つスタッフが常に寄り添い、困りごとや保護者の相談にも丁寧に対応してくれる点も安心です。
さらに、この場は子どもだけでなく保護者にとっても支えになります。ヨガやメイクなど親向けの企画も行われ、リフレッシュできる時間を提供。
親子がそれぞれの形で元気を取り戻せる、あたたかなフリースクールです。
電話番号 | 記載なし |
住所 | 東京都足立区梅田6丁目3-10 |
アクセス | 東武伊勢崎線 梅島駅 徒歩9分 |
対象年齢 | 小学生、中学生 |
費用 | 月謝 :20,000円 回数券 4回分:8,000円 |
公式サイト | Home – あだちファミリースペースevery tree |
トライ式中等部 北千住キャンパス

トライ式中等部は、不登校の中学生が自分らしい学び方を取り戻すために設けられたフリースクールです。北千住キャンパスは駅から徒歩2分の立地にあり、安心して通いやすい環境が整っています。
特長は、全国で培ったトライの個別指導のノウハウを活かし、一人ひとりの学力や状況に合わせて学習を進められる点。
勉強だけでなく、生活のリズムや人との関わり方を少しずつ整えるためのサポートも受けられます。
通学・在宅・オンラインのスタイルから選択できるため、体調や気持ちに合わせて無理なく続けられるのも大きな安心です。
イベントや交流の機会も用意されており、子どもたちが笑顔で過ごせるよう工夫されています。学校復帰や進学を視野に入れながら、自分のペースで成長できる拠点として心強い存在です。
電話番号 | 0120-919-439 |
住所 | 東京都足立区千住2₋58 ジェイシティ北千住2F |
アクセス | 「北千住駅」西口より徒歩2分 |
対象年齢 | 高等学院:高校1~3年生・高卒生 中等部 :中学1~3年生 |
費用 | 要問合せ |
公式サイト | 北千住キャンパス|通信制高校・サポート校のトライ式高等学院 |
スモール・ステップ・ルーム(SSR)

スモール・ステップ・ルーム(SSR)は、足立区立中学校に設置された「安心して過ごせる別室」です。
教室に入りづらい生徒が、ソファや観葉植物のある落ち着いた空間で、自分のペースを大切にしながら過ごせるよう工夫されています。
支援員が常駐しており、学習に取り組む、気持ちを整える、給食をとるなど、状況に応じた利用が可能です。
無理に教室へ戻すのではなく、「今日はここで過ごしてみよう」という一歩を尊重する姿勢が根本にあります。
2024年度から一部の中学校で導入が始まり、今後は区内すべての中学校への拡大を予定。
子どもが安心できる居場所を身近な学校内に確保する取り組みは、保護者にとっても心強い支えとなるはずです。
電話番号 | 03-3880-5974 |
住所 | 足立区立加賀中学校:足立区加賀二丁目25番22号 足立区立第一中学校:東京都足立区千住河原町4-7 足立区立六月中学校:東京都足立区六月1丁目30番1号 足立区立蒲原中学校:東京都足立区東和3₋17₋15 |
アクセス | 足立区立加賀中学校: 西新井駅(東武線)から東武バス加賀一丁目下車徒歩5分 足立区立第一中学校: 京成線 千住大橋駅から徒歩3分JR 北千住駅から徒歩15分 足立区立六月中学校: 東武伊勢崎線 竹ノ塚駅東口より徒歩15分 足立区立蒲原中学校: 北綾瀬駅(東京メトロ千代田線)より徒歩約10分 |
対象年齢 | 中学生 |
費用 | 記載なし |
公式サイト | 「スモール・ステップ・ルーム(SSR)」の開設について |
足立区のフリースクール選び3つのポイント
足立区には、学校生活に馴染みにくい子どもたちを支えるフリースクールが複数あります。
教育方針や運営主体、利用形態はそれぞれ異なるため、選ぶ際にはいくつかの視点を持って比較することが大切です。
ここでは足立区でフリースクールを探す保護者の方に向けて、検討時に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
1. 学び方とサポートの内容を見てみる
フリースクールといっても、力を入れていることはそれぞれ違います。勉強を中心に進めるところもあれば、生活リズムや気持ちの落ち着きを大事にするところもあります。
足立区では、週1日から少しずつ通える場や、心理士や経験豊富な先生が関わってくれる場もあり、サポートの形はさまざまです。
特に中学生は進路を考える時期でもあるので、系列校との連携や高校受験への支援があるかどうかも確認しておくと安心です。
2. 通いやすさと居心地のよさを大切にする
通い続けるには、行きやすさが大きなポイントになります。足立区は交通が便利な地域ですが、区が広いので場所によっては移動が負担になることもあります。
駅から近い校舎型のスクールもあれば、住宅地の中で家庭的な雰囲気を持つ場所もあります。教室の明るさや広さ、ちょっとしたインテリアの違いが子どもの安心感につながることも多いので、ぜひ実際に足を運んで確かめてみましょう。
区内の中学校には「スモール・ステップ・ルーム」が導入されており、学校内で安心して過ごせる居場所も広がっています。
3. 子どもの気持ちと親への支えを見極める
フリースクールは勉強だけの場ではなく、気持ちを休める居場所でもあります。
足立区には「そのままの自分で大丈夫」と受け止めてくれるスクールや、ゲームや工作をきっかけに自然と交流が生まれるよう工夫している場もあります。
子ども自身が「行ってみたい」と感じられる雰囲気があるかどうかは、とても大切な判断材料です。
そして、親へのサポートも忘れずに。相談できる場や保護者同士の交流会があると、気持ちが楽になることもあります。
子と親がそろって安心できる場所かどうかを意識して選んでみましょう。
足立区のフリースクールに通う際に使える補助金や助成金
足立区では、不登校の小・中学生がフリースクールを利用する際にかかる費用の一部を助成する「フリースクール等利用者支援助成金」を用意しています。
対象となるのは、区内在住の小・中学生で、登校が難しい状況にあり、東京都の「フリースクール等利用者支援事業」の交付決定を受けているご家庭です。
助成の対象はフリースクールの利用料で、入会金や教材費などは含まれません。助成額は月額最大2万円。東京都の助成金と合わせて利用する仕組みになっており、自己負担が2万円未満の場合は実際の負担額が助成されます。
申請は東京都から交付決定通知が届いた後に行い、電子申請または書面で提出が可能です。利用実績の報告を経て助成金が支給される流れとなります。
四半期ごとに支給スケジュールが設定されているため、申請や書類の提出期限には注意が必要です。
経済的な負担を軽減しながら、安心してフリースクールに通わせられるよう活用してみてください。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/kyoikushido/freeschool-josei.html