学校に行かないお子さんの姿に、保護者様の心も先の見えない不安でいっぱいかもしれません。
自分を責めたり、将来を案じたりするのは、決してあなた一人ではありません。
この記事は、そんなあなたのために書きました。上越市には学校という枠の外で、お子さんが自分らしく輝ける温かい居場所があります。フリースクールという選択肢です。
ここでは市内のフリースクール情報に加え、選び方のポイントや公的な支援制度まで、具体的で役立つ情報をお届けします。この記事が、新たな希望の光となるでしょう。
上越市でおすすめのフリースクール3選
フリースクール やすづか学園

やすづか学園は、上越市安塚区の豊かな自然の中にある学びの場です。
子どもたちが心身を解放し、本来の自分を取り戻す「生活の場」であることがコンセプト。
全国から生徒を受け入れる寮生活の仕組みも、大きな特徴です。
この学園では、人とのつながりや自然との向き合いを重視しています。
畑仕事や地域交流、バンド演奏など、五感を使う多様な体験活動が日常に溢れています。
これらを通して、生活リズムと自ら学ぶ力を育てることが可能です。
昼夜逆転などで乱れた生活リズムに悩む保護者様は少なくありません。
やすづか学園の寮生活なら、仲間と規則正しい毎日を送り、心身のバランスを整えるサポートが受けられます。
親元を離れる経験も、お子さんの自立心を育てます。
運営母体が行政の支援を受ける社会福祉法人である点も、安心材料の一つです。
長年の実績と地域からの信頼があり、子どもたちは温かい目に見守られながら過ごせます。
例えば集団に馴染めず自信を失ったお子さんでも、少人数で家庭的な環境なら安心して自分を表現できるかもしれません。
自然の中で体を動かすのが好きなお子さんにとって、かけがえのない居場所となるでしょう。
| 電話番号 | 025-593-2004 相談専用:025-595-2123 |
| 住所 | 新潟県上越市安塚区円平坊941 |
| アクセス | ほくほく線/虫川大杉駅下車、東頸バスで25分 (見学、体験入学をご希望の方は虫川大杉駅に送迎あり) |
| 対象年齢 | 小学4年~中学3年 |
| 費用 | 日帰りコース:・1日:2,000円(昼食・送迎付き) 【体験入学費用(市外生徒)】 ・1泊2日:8,000円 ・2泊3日:14,000円 ・3泊4日:20,000円 ・4泊5日:26,000円 ※スポーツ安全保険:800円/年 【寮生活コース(市外生徒)】 ・入学金:200,000円(中学生)、150,000円(小学生) ・入寮費:100,000円 ・学費(毎月):45,000円(中学生)、40,000円(小学生) ・食費(毎月):40,000円(中学生)、35,000円(小学生) ・寮費(毎月):15,000円 【日帰りコース(上越市民限定)】 1日 2,000円(昼食、送迎付き) ※宿泊する場合は、1泊500円他食費が必要です。 ≪日帰りコース利用例≫ プラン①(平日のみ日帰り): ・1週間:10,000円(2,000円×5日) ・1ヶ月:40,000円(4週間)プラン ②(月~金曜まで宿泊): ・1週間:14,500円 ・1ヶ月:58,000円(4週間) ※日帰りコースは自由にプランの組み立てが可能です。 週1日だけの利用もできます。お気軽にご相談ください。 |
| 公式サイト | 寮生活ができるフリースクール やすづか学園 |
ふりぃすくーる日晴り

「日晴り」は、直江津駅近くの町屋を拠点にしたアットホームなフリースクールです。
その名の通り、子どもたちの未来が晴れやかになるよう、一人ひとりの心に優しく寄り添う姿勢を大切にしています。
公式ブログには、イベント出店やスポーツなど、日々の活動の様子が綴られています。
そこからは、やらされるのではなく「やりたい」という子どもたちの自主性を尊重する温かい眼差しが伝わります。
もしお子さんが学校の画一的なルールや人間関係に疲れてしまったなら、「日晴り」の自由でのびのびとした空気が合うかもしれません。
スタッフや仲間との会話や、自分のペースで好きなことに取り組む時間。
それらを通して少しずつ元気を取り戻せます。
特に「好きなことや得意なことを見つけたい」「少人数で穏やかに過ごしたい」と願うお子さんに最適な場所です。
ハンドメイド作品をマルシェで販売するなど、社会とのつながりを実感できるユニークな活動も魅力です。
大きな組織ではないからこそ、一人ひとりの心に合わせた柔軟なサポートが期待できます。
子どもたちが「ひばり」のように羽ばたけるように。そんな願いが込められた、もう一つのお家のような存在です。
| 電話番号 | 080-6150-3398 |
| 住所 | 新潟県上越市西本町1丁目19-6 |
| アクセス | 直江津駅 徒歩約4分 |
| 対象年齢 | 小学生、中学生、高校生 |
| 費用 | 入会金:10,000円 ※送迎代・学習費用含む 単発利用:3,000円/日 月謝: ・週2日:20,000円/月 ・週3日:25,000円/月 ・週4日:30,000円/月 ・週5日:35,000円/月 |
| 公式サイト | ふりぃすくーる 日晴り 公式Instagram |
| 公式ブログ | ふりぃすくーる日晴り 公式Hatena Blog |
フリースクールここはれて

上越市本町のNPO法人「体験型フリースクールここはれて」が運営しています。
代表自身も不登校のお子さんを持つ親であり、保護者の不安に深く寄り添ってくれるでしょう。
「不登校はその子がダメなわけではない」という強い想いのもと、子どもが安心できる「居場所」を提供しています。
団体の拠点である、「ハンドメイドショップここはれて」で作品の販売に携わる体験をすることで子どもたちの心身の成長や自立につなげたいとしています。
子どもたちは好きな時間に訪れ、工作やゲーム、読書など自由に活動可能です。
スタッフは対話を重視し、心のケアを第一に学校復帰などをサポートします。
これまで利用した7人中5人が、2025年春から学校に通えるようになった実績があります。
これは、ここで自信を取り戻し、次の一歩を踏み出せた証です。
松岡代表は「一人じゃない」と、子どもや保護者、先生方にも寄り添います。
お子さんの心のケアを最優先したいご家庭にとって、心強い味方となるでしょう。
| 電話番号 | 070-3137-2334 |
| 住所 | 新潟県上越市本町4丁目3-15 |
| アクセス | 高田駅 徒歩約10分 |
| 対象年齢 | 小学生、中学生 |
| 費用 | 入会金:11,000円 利用料:200円/時間 ※1日の定員:10人 |
| 公式サイト | 公式threads https://www.threads.com/@kokoharete369 |
上越市のフリースクール選び3つのポイント
お子さんの「今の気持ち」と個性に合っているか
フリースクール選びで最も大切なのは、お子さん自身の気持ちです。
大人が良いと思っても、お子さんの心の状態や個性に合わなければ、新たな負担になりかねません。
お子さんが今、何を求めているのかを優しく探ってみましょう。
静かに過ごしたいのか、体を動かしたいのか。
あるいは何かに没頭したいのか。
答えはすぐに出ないかもしれません。
例えば、有り余るエネルギーがあるなら、「やすづか学園」の体験活動が刺激になる可能性があります。
各スクールのHPを見たり資料を取り寄せたりして、お子さんと一緒に話す時間を持ってください。
後悔しない選択のためには、主役であるお子さんの視点を忘れないことが第一歩です。
通いやすさとご家庭のサポート体制
お子さんが無理なく通い続けられるかは、非常に重要なポイントです。
特に日帰り型の場合、ご自宅からの距離や交通手段を具体的に考えてみましょう。
毎日の送迎は、保護者様にとって決して小さな負担ではありません。
それがストレスになると、家庭の雰囲気に影響することも考えられます。
送迎サービスの有無も確認したい項目です。
また、費用面の確認も欠かせません。
月謝だけでなく、入学金や交通費など年間でかかる費用を把握してください。
家庭の状況と照らし合わせて検討することが必要です。
無理な選択で通い続けられなくなっては意味がありません。
後述する補助金なども活用し、家庭全体で長くサポートできる範囲の選択をすることが、お子さんのためになります。
必ず見学や体験入学に参加してみる
ホームページだけでは分からない「空気感」を肌で感じることが大切です。
これはフリースクール選びで欠かせないステップ。
実際にその場所を訪れると、多くの情報が得られます。
注目したいのは、そこにいる子どもたちやスタッフの表情です。
子どもたちはリラックスしているでしょうか。
スタッフは一人ひとりにどう関わっているか。
その場の雰囲気から、理念が実践されているかが見えてきます。
施設の環境や設備も気になる点だと思います。
教室の様子、自由に過ごせるスペースの有無、清潔さや安全性など、ご自身の目で確かめることで安心感は大きく変わるものです。
そして何より、お子さん自身がその場所をどう感じるかが一番の判断基準です。
「落ち着くな」「先生と話せるかも」といった、お子さんの小さな心の動きを見逃さないであげてください。
その直感が、最適な場所を見つける羅針盤です。
上越市のフリースクールに通う際に使える補助金や助成金
フリースクールを考える時、経済的な負担は大きな悩みです。
しかし諦める前に、上越市の手厚い支援制度を知ってください。
上越市には「フリースクール等利用支援補助金」という制度があります。
これは不登校のお子さんの学びと自立を応援するものです。
対象は、市が認めた施設を利用する市内の小中学生の保護者様です。
入学金や月謝のほか、寮費や食費なども経費に含まれます。
補助額は、保護者が負担した対象経費の2分の1です(上限あり)。
ご家庭にとって大きな支えとなるでしょう。
利用には学校長の証明など条件があるため、まずは市の窓口へご相談ください。
市の補助金だけでは負担が残る場合などには、「国の教育ローン」も選択肢です。
日本政策金融公庫が扱う公的な融資制度になります。
国の教育ローンは比較的低い金利で、長期の返済計画が立てられます。
世帯年収の上限はありますが、利用しやすい設計です。
申し込みはネットや郵送、金融機関の窓口でできます。
こうした公的支援は、知っているか否かで状況が大きく変わります。
経済的な理由だけでお子さんの可能性を狭めないために、制度の活用を検討してみてください。

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