学校へ足が向かないお子さんの姿に、胸を痛めていませんか。
答えの出ない問いにご自身を責めてしまう日もあるかもしれません。
その気持ちは、決して特別なことではありません。大崎市内にも同じように悩む保護者様は多くいます。
大切なのは一人で抱え込まず、頼れる場所を見つけることです。
この記事では、大崎市のフリースクール情報をお届けします。
先の見えない不安な気持ちが、少しでも和らぐ一助となれば幸いです。
大崎市でおすすめのフリースクール3選
NPO法人 ございん

学校の空気が合わない、でも勉強はしたい。そんなお子さんに「ございん」は心強い味方です。
ここでは1対1の丁寧な学習サポートを基本とし、一人ひとりのペースで学習を進められます。
特にプログラミング教育が注目されています。
専門スタッフから楽しく学ぶ機会は、新たな才能を引き出すきっかけになるでしょう。
ゲームが好きなお子さんは、作る面白さに夢中になるかもしれません。
魅力は学習支援だけではありません。
「不登校を考える親の会」が定期的に開かれ、保護者同士が情報交換できる貴重な場となっています。
保護者様の心が軽くなれば、お子さんにも穏やかに向き合えます。
親子参加型のバドミントンクラブ等のイベントも開催。
体を動かしてリフレッシュすることは、心の健康にも繋がります。
人との繋がりや体を動かす楽しみも大切にする、温かい雰囲気です。
集団の中では質問できないお子さんや、何か夢中になれることを見つけて自信を取り戻したいお子さんに、最適な環境と考えられます。
電話番号 | 0220-22-5588 |
住所 | 宮城県大崎市古川台町4-32 |
アクセス | 古川駅 徒歩約7分 |
対象年齢 | 小学生、中学生、高校生 |
費用 | 不登校生学習サポート: ・60分月4回:8,800円/月 ・90分月4回:13,200円/月 ・120分月4回:17,600円/月 ・1回ごと:3,300円/回 ・諸経費:1,100/月 放課後学習サポート(小学生のみ): ・通い放題:11,000円/月 ・諸経費:1,100/月 |
公式サイト | NPO法人ございん |
一般社団法人 フリースペース道

大崎市岩出山にある「フリースペース道」は、まるでおばあちゃんの家のような、懐かしく温かい居場所。
まずはお子さんが「ここに居ても大丈夫だ」と心から安心できることを大切にしています。
決まったカリキュラムはなく、子どもたち自身が「何をしたいか」を話し合って活動を決めます。
ある日は縁側でのんびり読書をしたり、またある日は体育館で体を動かしたりして、自分のペースで過ごせる自由さが魅力です。
高校進学が心配な保護者様もご安心ください。
「フリースペース道」は広域通信制高校のサポート校でもあります。
高校の勉強はもちろん、大学受験や中学までの学び直しにも親身に対応。
世界農業遺産「大崎耕土」の地域性を活かし、米作りや野菜作りなどの自然体験も計画されています。
土に触れる経験は、机上の勉強だけでは得られない、生きる力を育んでくれるでしょう。
人が多い場所や決まった予定が苦手なお子さん、まずはゆっくり心を休めたいお子さんにとって、心安らぐ止まり木のような場所です。
電話番号 | 090-8561-4267 |
住所 | 県大崎市岩出山上野目字下辻堂58番2 |
アクセス | 上野目駅 徒歩約14分 |
対象年齢 | 小学生、中学生、高校生 |
費用 | 25,000円/月(昼食代込) |
公式サイト | ホーム | 一般社団法人フリースペース道 |
NPO法人 まきばフリースクール

「まきばフリースクール」最大の特徴は、ポニー牧場が活動拠点であること。
動物や自然が好きなお子さんの目が輝く環境がここにあります。
馬とのふれあいは、言葉にならない癒しを与えます。
お世話をする中で心は解き放たれ、穏やかな自信を取り戻せるでしょう。
動物はありのままを受け入れてくれる存在です。
学習サポートも万全。一人ひとりの目標に合わせた個別計画で丁寧に支援します。
在籍校の出席扱いとなる場合が多く、保護者様も安心です。
驚くことに、通所の利用料はかかりません。
「どんな子でも安心して来てほしい」との想いから、運営は寄付で支えられています。
経済的な理由で諦める必要がないのは大きな魅力。
集団が苦手なお子さんには、スタッフの訪問サポートもあります。
慣れた環境で信頼できる大人と一対一の関係から始められる心強い体制です。
言葉での表現が苦手でも、動物や自然の中では自分らしくいられる。
そんなお子さんに、かけがえのない時間を提供します。
電話番号 | 通所担当:080-3193-6715 訪問担当:090-3127-8925 |
住所 | 宮城県栗原市高清水袖山62-18 ※通常は、大崎市古川は化女沼近くの ポニー牧場にて活動しています。 |
アクセス | 古川駅 車約24分 |
対象年齢 | 年齢制限なし |
費用 | 通所:無料 訪問:1回3,000円+交通費(別途費用の可能性あり) |
公式サイト | まきばフリースクール | NPO法人まきばフリースクール |
大崎市のフリースクール選び3つのポイント
お子さんの「今の気持ち」を何よりも大切にする
フリースクール選びで最も大切なのは、お子さん自身の「今の気持ち」です。
大人が「ここが良いはず」と決めても、本人の心が動かなければ新しい場所もプレッシャーになります。
まずは、お子さんの言葉にじっくり耳を傾けてみてください。
「どんな場所なら行ってみてもいい?」「何をしている時が一番楽しい?」そんな会話から、本人が求めるもののヒントが見つかります。
例えば「勉強の遅れが心配」と「今は休みたい」という気持ちが、本人の中でせめぎ合っているかもしれません。
どちらも否定せず、「そうだよね」と受け止めてあげることが次の一歩に繋がります。
見学や体験入学の際は、お子さんの表情や反応をよく観察しましょう。
スタッフと話す様子や空間でのたたずまいなど、言葉にならないサインが本当の気持ちを教えてくれることがあります。
「何ができるか」よりも「どんな雰囲気か」を体感する
公式サイトの魅力的な活動内容以上に、その場所が持つ「雰囲気」は重要です。
お子さんが心から安心できる「居場所」になるかどうかを見極めましょう。
施設の綺麗さや活動の多彩さだけでは決まりません。
スタッフの温かい眼差し、流れる空気の柔らかさ、子どもたちの自然な表情など、肌で感じる感覚を大切にしてください。
そのため、必ず一度は見学や体験に訪れることをおすすめします。
親子で実際にその場の空気に触れてみましょう。
保護者様自身が「ここなら安心だ」と感じられるかも大切な判断基準です。
例えば、アットホームな少人数制が合うお子さんもいます。
体を動かすのが好きなら、広々とした空間で活動できる場所が良いかもしれません。
お子さんの特性と場の雰囲気が合うかを五感で確かめてください。
家庭とフリースクールの連携がスムーズに取れるか
フリースクールは、家庭と連携してお子さんを支えるパートナーです。
スタッフとの相性や連携のしやすさは、非常に重要なポイントになります。
日々の生活での小さな変化など、家庭での様子を気軽に共有できる関係性が理想です。
スクールでの出来事を丁寧にフィードバックしてくれるかどうかが、保護者様の安心感に繋がります。
見学や面談では、具体的な連携方法について質問しましょう。
- 普段の連絡手段(電話、メール等)
- 保護者面談の頻度
- 家庭での関わり方について相談できるか
こうした質問への回答に加え、スタッフの話し方や表情から「本音で相談できそう」と思えるかも大切に。
保護者様が安心して悩みを打ち明けられる存在は、お子さんを支える大きな力になります。
大崎市のフリースクールに通う際に使える補助金や助成金
フリースクールを検討する上で、経済的な負担は大きな問題です。
お子さんのために最善を選びたいけれど、費用面が不安、という声も聞かれます。
現状、大崎市にはフリースクール向けの市独自の補助金制度はありません。
そのため、利用料は基本的に各ご家庭での負担です。
しかし、経済的な理由で諦める必要はありません。
公的制度として、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」を活用できる可能性があります。
中学卒業以上の子どもが対象の融資制度です。
この制度はフリースクールの入学金や授業料、交通費なども対象となる場合があります。
世帯年収に条件はありますが、多くのご家庭が対象となり得るので、一度確認してみる価値はあるでしょう。
融資額や金利は状況で異なりますが、公的ローンのため比較的利用しやすい金利です。
まずはコールセンター等で詳しい情報を確認・相談してみてください。
申し込みには書類が必要で、審査には時間がかかります。
利用開始時期に合わせ、早めに情報収集や準備を進めておくと安心です。
経済的な負担が軽くなれば、心の余裕が生まれお子さんの選択肢も広がります。
利用できる制度は賢く活用し、親子に最適な道を探しましょう。