「学校に行きづらい…」弘前市で、そんな悩みを抱えるお子さんと保護者の方へ。
その苦しさを一人で抱え込まず、今ある環境とは違う、新しい選択肢を探してみませんか?
この記事では、市内の特色あるフリースクールをご紹介します。
お子さんに合う「第二の居場所」を見つけるための、具体的なヒントがきっと見つかるはずです。
まず3つの施設をご紹介し、次に選び方のポイント、最後に補助金制度について解説します。
この記事を読めば、弘前市にある特色豊かなフリースクールの情報が分かり、お子さんに本当に合った「第二の居場所」を見つけるための具体的なヒントが得られます。
お子さんの心が少しでも軽くなる、その第一歩をここから始めましょう。
弘前市でおすすめのフリースクール3選
みんなの居場所 わむすび

「みんなの居場所 わむすび」は、その名の通り、子どもたちが何よりも安心できることを大切にするコミュニティスペースです。
学校や社会で緊張を強いられてきた子どもたちが、心からほっと一息つける温かい場所を提供しています。
理念の核にあるのは、まず子どもたちの心に寄り添い、安全な環境を整えることです。
ここから、子どもたちの次の一歩が始まります。
運営母体は発達支援事業所も手掛ける法人です。
そのため、活動は個々の特性へ丁寧に寄り添う、ゆったりとしたペースが中心と考えられます。
一人ひとりの発達段階や心の状態を深く理解した上での、きめ細やかな関わりが期待できます。
画一的なプログラムではなく、その子に合ったサポートの形を一緒に探してくれるでしょう。
特に注目すべきは、専門知識を持つスタッフから、子どもの発達に関する個別のアドバイスを受けられる可能性がある点です。
保護者の方が日々抱える悩みや疑問に対しても、専門的な視点から心強いサポートが得られます。
子育ての不安を一人で抱え込まずに済むのは、大きな安心材料です。
公式サイトから読み取れる情報は限られていますが、「わむすび(和結び)」という名前には、人との輪や調和を重んじる姿勢が込められています。
きっとそこには、人と人との繋がりを大切にする、穏やかで優しい雰囲気が流れていることでしょう。
例えば集団生活に強い不安を感じているお子さんや、今はとにかく静かな環境で心と体を休ませたいと願うお子さん。
そんな子どもたちに、特におすすめしたい場所です。
まずはエネルギーを充電し、自分を取り戻すための時間と空間がここにはあります。
| 電話番号 | 090-2971-4579 |
| 住所 | 青森県弘前市宮川2丁目3-3 2F |
| アクセス | 「弘愛会病院前」バス停 徒歩約3分 |
| 対象年齢 | 小学生、中学生、高校生 |
| 費用 | 親と子の居場所利用に関して1時間の利用料 ・大人:300円/人 ・子ども:100円/人 |
| 公式サイト | 一般社団法人 PLUSIA |
わくわくスペースみらいと

「わくわくスペースみらいと」は、学校以外の場で自分の「好き」をとことん追求し、社会との繋がりも保ちたい中高生のための理想的なフリースペースです。
子どもたち一人ひとりの自主性を尊重し、未来への可能性を育むことを大切な理念に掲げています。
自分の興味関心が、そのまま学びのテーマになります。
最大の魅力は、決まったカリキュラムが存在しないことです。
子どもたちは自分の興味があることを軸に、その日の過ごし方を自分で決めます。
これは、誰かに与えられる学びではなく、内側から湧き出る好奇心に基づいた、真の「自己主導型の学び」です。
この経験は、将来の自立に繋がる大きな力となるでしょう。
他にはない優れたサポート体制として、交流を楽しむオープンスペースと、一人で集中できる個別スペースの両方が用意されています。
その日の気分や学習の目的に合わせて、子ども自身が最適な環境を選べるのは大きな利点です。
周りを気にせず、自分のペースを大切にできます。
ウェブサイトからは、のびのびと過ごせる解放感と、静かに集中できる落ち着きが両立した、心地よい雰囲気が伝わります。
子どもたちが心理的な安全を確保し、安心して自分らしさを発揮できる空間デザインが考えられています。
明確な趣味や探求したいテーマを持つお子さんや、集団行動は苦手でも自分のペースで学習は進めたいと考える中高生。
そんなお子さんにぴったりの場所です。
自分の「好き」をエネルギーに変えて、大きく成長できる環境がここにあります。
| 電話番号 | 0172-88-5354 |
| 住所 | 青森県弘前市駅前3丁目15-5 大中駅前ビル 1階 |
| アクセス | 弘前駅 徒歩約12分 |
| 対象年齢 | 中学生、高校生 |
| 費用 | 見学・体験:無料 |
| 公式サイト | わくわくスペースみらいと – フリースペース |
ASCHOOL-FREE

「ASCHOOL-FREE」は、「本気で勉強を頑張りたい子」を対象とした、学習指導に特化しているフリースクールです。
学校には通えなくても、学びへの意欲は失っていない。
そんな子どもたちのために、明確な目標達成の場を提供しています。
ここは、再挑戦を目指す子どもたちのための真剣な学び舎です。
活動内容は極めてシンプルで、レクリエーションやイベント事は一切行いません。
全ての時間は、高校受験や高卒認定試験、さらには大学入試を見据えた質の高い学習指導に費やされます。
静かな環境で、自分の学習目標にひたすら集中できます。
また、オプション講座として、マインクラフトを使ったプログラミング教室や、小論文添削、面接練習なども用意されています。
学習塾が母体であるため、進路相談や受験対策に関する専門的なサポートを受けられる点が、他にはないユニークな強みです。
長年蓄積された豊富なデータと指導経験に基づいた的確なアドバイスは、子どもたちの大きな助けになります。
一人ひとりの学力と目標に合わせた、最適な学習プランを提案してくれるでしょう。
サイトからは、静かで集中できる学習環境が徹底されている様子が伝わります。
「楽しい」という雰囲気よりも、「目標を達成する」という真剣な空気が流れる、目標志向の強い空間です。
同じ目的を持つ仲間と切磋琢磨できる環境です。
何らかの理由で学校には行けなくても、勉強の遅れを取り戻し、進学という明確な目標を達成したい。
そんな強い意志を持つお子さんに、最も適した選択肢です。
夢を諦めないための、力強いパートナーとなってくれます。
| 電話番号 | メール:info@aschool.jp LINE:aschool.hirosaki※電話受付なし |
| 住所 | 青森県弘前市城東中央2丁目4-23 サクラメントハウス21 2C |
| アクセス | 弘前駅 徒歩約13分 |
| 対象年齢 | 小学生、中学生 |
| 費用 | 授業料(1コマ45分): ・月8コマ 週2コマ×4週:9,100円 ・月12コマ 週3コマ×4週:12,400円 ・月16コマ 週4コマ×4週:15,700円 ・月20コマ 週5コマ×4週:19,000円 ・月24コマ 週6コマ×4週:22,300円 ・月28コマ 週7コマ×4週:25,600円 ・月32コマ 週8コマ×4週:28,900円 ・月36コマ 週9コマ×4週:32,200円 ・月40コマ 週10コマ×4週:35,500円 ・月44コマ 週11コマ×4週:38,800円 ・月48コマ 週12コマ×4週:42,100円 入塾金:無料 教材費:約2,000円/冊(必要に応じて購入) テスト代:受験時のみ |
| 公式サイト | ホーム – aschool-free ページ! |
弘前市のフリースクール選び3つのポイント
「何を求めるか」で選ぶ。学習重視か、居場所重視か
フリースクール選びで最も重要な第一歩は、お子さんが今、その場所に何を一番求めているかを親子で丁寧に整理することです。
例えば、「勉強の遅れを取り戻したい」という学習意欲が高いのか、それとも「まずは心をゆっくり休ませたい」という休息が必要なのか。
その目的によって、選ぶべき場所は全く異なります。
お子さんの現状を正しく理解することが、最適な選択に繋がります。
ASCHOOL-FREEのように学習指導に特化した場所は、進学という明確な目標を持つお子さんには最適です。
しかし、心身のエネルギーが低下し、休息を必要としているお子さんにとっては、その環境がプレッシャーになってしまう可能性も考慮しなくてはなりません。
一方で、みんなの居場所 わむすびやわくわくスペースみらいとのように「居場所」としての機能が強い施設は、子どもが安心感を得やすい大きなメリットがあります。
ただし、どの程度の学習サポートが受けられるのか、その具体的な範囲については事前に確認しておくことが大切です。
保護者の方の希望ももちろん大切ですが、最終的に通うのはお子さん自身です。
なぜフリースクールを考えるのか、そこで何を得たいのか、本人の意思を最大限に尊重してください。
その上で、親子でじっくり話し合う時間を持つことを強くおすすめします。
体験してこそ分かる、施設の”空気感”と”人”
ウェブサイトや資料の情報だけで判断するのは避けましょう。
施設の実際の雰囲気、通っている子どもたちの様子、そしてスタッフの方々の人柄。
こうした文章では伝わらない”空気感”を、必ず見学や体験利用で直接感じてください。
お子さんの肌感覚が、何よりの判断材料になります。
情報はあくまで参考、大切なのは現実の体験です。
特に、スタッフの方との相性は、お子さんが継続して通えるかどうかを左右する重要な鍵です。
「この人なら信頼できる」「この先生と話してみたい」とお子さん自身が心から感じられるかどうか。
それを何よりも大切にして、場所選びを進めてください。
例えば、わくわくスペースみらいとのように複数のスペースを持つ施設では、実際にそれぞれの場所を体験してみることをお勧めします。
オープンスペースと個別スペース、どちらがお子さんにとってより落ち着ける環境なのかを、身をもって確認できる良い機会になります。
見学や体験利用は、貴重な情報収集の場です。
一日の具体的な流れ、他の子どもたちとの関わり方、トラブル発生時の対応方針など、保護者として気になる点は事前にリストアップしておきましょう。
そして、遠慮なく質問し、疑問点を解消してください。
出席扱いや進路サポートの”実態”を確認する
フリースクールへの通学が、在籍する小中学校の「出席扱い」になるかは、非常に重要なポイントです。
文部科学省の指針では要件を満たせば可能ですが、最終判断は在籍校の校長に委ねられます。
出席扱いにするために、フリースクールと在籍校がどんな連携を取ってくれるのか、具体的な手続きの流れまでしっかり確認しましょう。
進路サポートの内容も、施設によって大きく異なります。
ASCHOOL-FREEのように高校受験対策を明確な強みとする場所もあれば、個別の学習支援が中心の場所もあります。
将来の進路について、どこまで具体的な相談に乗ってもらえるのかを質問することが大切です。
特に中学生以上のお子さんを持つ保護者の方にとっては、通信制高校との連携体制や、高卒認定試験のサポートの有無は、将来の選択肢に直結する大きな関心事です。
これらの点についても、遠慮せずに詳しく確認してください。
在籍校との連携を誰が主導するのか(保護者なのか、フリースクール側が積極的に動いてくれるのか)といった、現実的な手続きの進め方も重要です。
事前に確認しておくことで、入学後の認識のずれやトラブルを防ぐことができます。
弘前市のフリースクールに通う際に使える補助金や助成金
まず現状として、弘前市や青森県には、フリースクール等の利用料を直接補助する独自の公的な制度は、現時点では設けられていないようです。
不登校支援の選択肢を広げる上で、今後の改善が期待される点です。
しかし、利用できる可能性のある制度が全くないわけではありません。
諦めずに情報を集めることが重要です。
ただし、このような支援制度は将来的に新設・変更される可能性があります。
そのため、まずは弘前市の教育委員会や子育て支援担当の窓口に、最新の状況を直接問い合わせてみることをお勧めします。
公になっていない情報や、個別のケースで利用できる支援があるかもしれません。
目を全国に広げれば、東京都など一部の自治体では、フリースクール利用者への助成金制度が既に始まっています。
こうした先進事例があることを踏まえると、今後の弘前市における新たな制度の設立も期待されます。
保護者の声が、未来の制度を作る力になるかもしれません。
公的な補助金とは異なりますが、国の教育ローン(日本政策金融公庫など)は、利用目的が幅広く設定されています。
そのため、フリースクールの入学金や授業料にも利用できる可能性があります。
経済的な負担を軽減するための、有効な選択肢の一つとして検討する価値は十分にあります。
国の教育ローンを検討する際は、対象となる保護者の所得条件や、具体的な融資額、金利、返済方法などを事前に詳しく確認することが不可欠です。
公式サイトや窓口で相談し、無理のない計画的な利用を心がけましょう。
公的な制度が見つからなくても、すぐに諦める必要はありません。
まずは各フリースクールに直接、月謝の分割払いや延納など、支払い方法について相談できないか尋ねてみてください。
事情を考慮し、柔軟な対応を検討してくれる場合があります。

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