西東京市には、学校に通うことが難しい子どもや、新しい学びの場を求める家庭に向けたフリースクールが存在します。
学習内容や環境、サポート体制は施設ごとに特色があり、子どもの個性や家庭の希望に合わせた選択が大切です。選び方を知っておくことで安心感を持って検討でき、適した居場所を見つけやすくなりますよ。
この記事では、西東京市でおすすめのフリースクールを紹介しながら、それぞれの特徴や選び方のポイントについて解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
西東京市でおすすめのフリースクール4選
ウイングスフリースクール

ウイングスフリースクールは、西東京市ひばりが丘駅から徒歩1分にある、子どもたちがありのまま過ごせる居場所です。
専門スタッフが一人ひとりに合わせて日々の過ごし方や勉強面をサポートし、楽しみながら成長できるカリキュラムを提供します。
友だちやスタッフとの関わりの中で生まれる安心感と、活動を通じて感じる「できた!」「わかった!」の成功体験が自信につながるようスタッフが丁寧にフォローします。
公園散策や美術館見学など多彩なイベント、ゲームや体験を通して社会性や思いやりの心を育むプログラムも充実しています。集団が苦手な子も、安心できる環境で少しずつコミュニケーションに慣れていけます。
さらにICT教材「すらら」を使った学習支援により学力維持と向上を図り、学校と連携して出席扱いのサポートも可能です。
発達障がいや自閉症に関する相談にも応じており、不登校に悩む親子に自信と笑顔を取り戻すきっかけを与えてくれる心強い存在でしょう。
| 電話番号 | 042-439-6151 |
| 住所 | 東京都西東京市ひばりが丘北3-3-30 エクレールひばり401 |
| アクセス | ひばりが丘駅北口徒歩1分 |
| 対象年齢 | 記載なし |
| 費用 | 記載なし |
| 公式サイト | 西東京市でフリースクールならウイングスフリースクール |
みらいラボ

西東京市にあるフリースクールみらいラボは、不登校や引きこもりで悩む子どもたちが安心して楽しく学び、自分のペースでのびのびと成長できる居場所です。
個々の個性や目標に合わせた柔軟なカリキュラムで自信と未来を育み、多彩なIT・プログラミング、アートや料理、自然体験、心理ワーク、就労体験などのプログラムを通して「やってみたい!」という気持ちを引き出し、実社会で役立つスキルを楽しく学べます。
心理士や教員など専門スタッフによる手厚いサポートもあり、少人数の温かなコミュニティで自然と仲間ができ、自分らしく過ごせるのも大きな魅力。
保護者と学校と協議のうえで、みらいラボでの学びが小中学校の出席扱いとして認められることもあります。
高校進学など将来に向けた道もしっかりと応援し、地域の専門家やボランティアとも連携して子どもたちの自立を地域ぐるみで支えてくれる心強いスクールです。
| 電話番号 | 042-452-7711 |
| 住所 | 東京都西東京市保谷町3-25-14 |
| アクセス | 西武新宿線「西武柳沢駅」から徒歩約5分 西武新宿線「田無駅」から徒歩約10分 |
| 対象年齢 | 小学生~高校生 |
| 費用 | 入学金一律:40,000円 月額料金週1回コース(月4日程度):20,000円/月 週2・3回コース(月12日程度):35,000円/月 週4・5回コース(月20日程度):50,000円/月 備考体験学習や行事などの参加費は、その都度実費を負担 |
| 公式サイト | みらいラボ|フリースクール |
フリースクール【Luana】(ルアナ)

西東京市田無にあるフリースクールLuanaは、2018年にスタートした少人数制のフリースクールです。
ハワイ語で「みんなで楽しむ」「くつろぐ」を意味するLuanaという名前の通り、安心して自分らしく過ごせる環境を整えています。
学びの軸にはオランダ発の「イエナプラン教育」を取り入れ、子ども同士が協力し合うプロジェクト学習や、意見交換を行うサークルタイムを実施。
ヨガやボードゲーム、農業体験や料理など、多彩なプログラムを通じて主体性と協調性を養います。
評価や成績にとらわれず、ありのままを尊重する雰囲気が特徴です。卒業後には学校復帰や中学受験などへ進んだ実績もあり、次のステップへ向かう橋渡しの場としても心強い存在といえますよ。
| 電話番号 | 記載なし |
| 住所 | 東京都西東京市田無町2-10-6グレイスランド201 |
| アクセス | 西武新宿線「田無駅」北口より徒歩3分 西武池袋線「ひばりが丘駅」「保谷駅」より田無行きバス JR中央線「武蔵境駅」ひばりが丘行きバス「田無駅」下車 |
| 対象年齢 | 小学生・中学生 |
| 費用 | 入学金 小学生・中学生:100,000円 コースと月額費用 【週2日コース授業料:30,000円】 施設費:30,000円 合計:60,000円(税込) ※月8日を自由に選んで登校可能。 欠席した場合も、月内で振替が可能。 【週4日コース(毎週金曜は休み)】 ・小学低学年 授業料:45,000円 施設費:30,000円 合計:75,000円(税込) ・小学高学年・中学生 授業料:50,000円 施設費:30,000円 合計:80,000円(税込) |
| 公式サイト | ホーム – 西東京市のフリースクール【Luana】 |
不登校ひきこもり相談室「ニコモルーム」・体験フリースペース「ニコモテラス」

西東京市教育委員会が運営する不登校・ひきこもり相談室「Nicomoルーム」(ニコモルーム)は、学校に行かない・家から出ない状態の18歳までの子どもと保護者が相談したり、安心して過ごしたりできる居場所です。
学習や運動、料理、園芸などの活動を用意し、子どもが自分のペースで過ごしながら興味あるイベントに参加することで心理的な成長を促します。
子どもが来室できない場合は家庭訪問や手紙・メール相談など様々な方法でフォロー。事前申し込み制ですが、子どもだけでなく保護者のみの利用も可能で、悩みを一人で抱え込まずに済みます。
併設の体験フリースペース「ニコモテラス」は、継続的な支援につながっていない不登校の小中学生が予約なしで自由に立ち寄れる場所。
スタッフと会話や遊び、様々な体験を通じて次の居場所を見つけるきっかけづくりを目指しており、親子でも保護者だけでも利用できる心強い市のサポート拠点です。
| 電話番号 | ニコモルーム: 【月・水・金曜】042-452-2244 ニコモテラス: 【火・木曜】 ニコモテラス直通 042₋469₋6080 【月・水・金曜】 西東京市教育委員会教育支援課 042₋420₋2829 |
| 住所 | ニコモルーム・ニコモテラス共通: 西東京市西原町4₋5₋6 西原総合教育施設3階 |
| アクセス | 記載なし |
| 対象年齢 | ニコモルーム:学校に登校していない・家から外に出ない等の 状態にある18歳までの児童・生徒、保護者 ニコモテラス:西東京市に住んでいる小・中学生 |
| 費用 | 記載なし |
| 公式サイト | 不登校・ひきこもりセーフティネット事業 西東京市Web |
西東京市のフリースクール選び3つのポイント
学習サポートと学校連携の有無を確認する
西東京市のフリースクールを選ぶ際、まず重視したいのは学習支援体制と学校との連携です。不登校の子どもが安心して学び直すためには、基礎学力を支える教材や指導スタイルが整っているかどうかが大切になります。
たとえば、市内の一部フリースクールではICT教材を導入し、子どものペースに合わせて算数や国語を学べるよう工夫されています。
また、出席扱い制度は基本的に学校との協議が必須のため、フリースクールでの活動を学校の出席として認めてもらうには協議が不可欠です。そのため、学校と連携を取ってくれるかどうかも重要なポイントとなります。
学校復帰を視野に入れるか、それとも独自の学びを継続するかによっても選び方が変わります。学びの「継続性」と「将来への橋渡し」がどの程度用意されているのかを比較検討することが、安心して通わせる第一歩につながるでしょう。
居場所としての安心感と活動内容を見極める
西東京市には、アットホームな雰囲気を大切にする小規模フリースクールから、市が運営する居場所的な支援スペースまで幅広い選択肢があります。
子どもが自分らしく過ごせることは学び以上に重要であり、体験プログラムや仲間との関わりの中で自然に自信を育むことができます。
たとえば、ヨガやボードゲーム、料理や農業体験などを取り入れている施設もあれば、美術館見学や地域イベントに参加する機会を提供しているところもありますよ。
単に勉強の補完をする場所ではなく、「安心できる居場所」として子どもが通いたくなる環境かどうかを見極めることが、長期的な成長を支えるポイントです。
見学や体験を通じて、雰囲気が子どもに合っているかどうかを確認すると良いでしょう。
保護者への支援と地域とのつながりを重視する
フリースクールは子どもだけの居場所ではなく、保護者にとっても相談や交流の機会を提供する存在です。
西東京市では、市の教育委員会が運営する「ニコモルーム」や「ニコモテラス」など、親子が安心して利用できる公的な相談・居場所機能が整備されています。
民間のフリースクールでも、保護者向けの面談や情報交換会を実施し、家庭だけで抱え込まないよう支援しているところが多いです。
さらに、地域のボランティアや専門家と連携して学習や体験活動を支える仕組みを持つ施設もあり、家庭・学校・地域が協力して子どもを見守る体制が広がっています。
保護者自身が孤立せず安心して相談できる環境があるかどうかは、施設を長く利用していく上で大きな支えになるため、事前に確認しておくと安心です。
西東京市のフリースクールに通う際に使える補助金や助成金
西東京市に在住する小・中学生がフリースクールに通う場合、東京都の「フリースクール等利用者支援事業」を活用できる可能性があります。
対象となるのは、都内に住む不登校の小・中学生で、日中にフリースクールへ通所している、または通所予定であることが条件です。夜間や休日のみの利用は対象外とされているため注意が必要です。
補助金の申請者は、子どもの保護者や未成年後見人で、利用料を実際に負担していることが求められます。
さらに、子どもが在籍する学校と日常的に連絡を取り合える立場にあることも条件に含まれています。利用料を支払う人と学校と連絡を取る人が異なる場合でも、申告を行えば申請可能です。
この制度を利用すれば、経済的な負担を軽減しながら子どもに合った学びの場を確保できます。対象に当てはまるか迷う場合は、事務局に相談すると安心ですよ。

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