不登校や学校生活に不安を感じているお子さんにとって、落ち着ける環境を見つけることはとても大切です。
豊島区には、勉強のサポートだけでなく、安心して過ごせる居場所を整えているフリースクールがあります。
保護者が選ぶときには、指導の方針やサポート体制を見比べてみると安心です。この記事では、豊島区でおすすめのフリースクールを紹介し、選び方のポイントも解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
豊島区でおすすめのフリースクール4選
フリースクール・プラス

フリースクール・プラスは、学校に通うことが難しい小学生や中学生を対象にした学びの場です。
開校は月・水・金の午前中で、国語や算数などの教科書に沿った内容を一緒に学んでいきます。小学生は4教科、中学生は英語を含む5教科に対応しており、長いお休みで勉強に遅れが出ても安心です。
授業は少人数で行われるため、落ち着いた雰囲気の中で取り組めます。同じ立場の仲間と一緒に学ぶことで心も和らぎ、自然とやる気も出てきますよ。
講師は経験豊富で、一人ひとりのペースを大切にしてくれるので、勉強に自信がない子でも無理なく始められるのも魅力です。
費用は基本的に無料のため、家庭への負担も少なく通いやすい環境が整っています。少しずつ生活リズムを取り戻しながら、学ぶ楽しさを感じられる場所として、お子さんの次の一歩を応援してくれるフリースクールです。
| 電話番号 | 03-3565-6780 |
| 住所 | 東京都豊島区南長崎2-25-8 |
| アクセス | 西武池袋線 椎名町駅 徒歩5分 |
| 対象年齢 | 小学生・中学生 |
| 費用 | フリースクール:基本無料 |
| 公式サイト | 豊島区 | フリースクールプラスのご案内 |
フリースクールだーちゃ

フリースクールだーちゃは、不登校の小学生を対象にした少人数制の居場所です。教室はカフェのように温かい雰囲気で、本や植物に囲まれた落ち着いた空間になっています。
子ども3人につきスタッフ1人が関わる体制なので、一人ひとりをしっかり見守ってくれる安心感があります。
常駐する心理士が「お子さんの」心の変化に気づきやすく、保護者にとっても心強い存在です。日替わりのプログラムが用意されており、来るたびに新しい発見や楽しみが見つかります。
無理に何かをさせるのではなく、子どもの「やってみたい」を大切にする方針なので、自然に主体性を育てていけるのも特徴です。
少しずつ成功体験を積み重ねるスモールステップを大切にし、自己肯定感や社会性をはぐくんでいきます。
登校に不安を感じる子どもでも、自分のペースで安心して過ごせる場所として、保護者にとって心から頼れる選択肢になるフリースクールです。
| 電話番号 | 記載なし |
| 住所 | 東京都豊島区駒込4-10-17 モノリス駒込201 |
| アクセス | JR山手線・東京メトロ南北線『駒込駅』徒歩5分 JR山手線・都営三田線『巣鴨駅』徒歩7分 |
| 対象年齢 | 小学生 |
| 費用 | 【入会時】 ・入会金:55,000円 ・賛助会員:7,000円(年度ごとに年会費 5,000円) ・文書代:5,000円 ・ウォーミングアップ期間:44,000円 ※最初の1か月には、個人面談3回、集団体験2回、 三者面談1回がセットになっています。 月額: ・全日コース(月・水・木・金の開校日に通い放題):66,000円 ・月8日コース:44,000円 保険料:200円 |
| 公式サイト | 特定非営利活動法人だーちゃらぼ |
池袋アートフリースクール

池袋アートフリースクールは、不登校の中学生を対象にした少人数の教室です。マンガやイラスト、声優など、子どもたちの「好き」を大切にした授業が特徴になっています。
プロの講師が指導してくれるので、本格的に学びながら夢中になれる時間を過ごせますよ。
国語や数学、英語といった基礎科目の学び直しもサポートしており、苦手な部分を一歩ずつ取り戻すことができます。
勉強が不安なお子さんでも、自分のペースで進められるので安心です。同じ興味を持つ仲間と出会える場でもあり、居場所づくりとしての役割も大きいです。
通学は週2回、午前中のみなので無理なく続けやすい点も魅力。将来、教育提携校である北海道芸術高校への進学を目指す生徒には特別な支援もあり、進路につながる選択肢が広がります。
池袋駅から歩いて通える立地の良さも保護者にとって安心材料になるでしょう。
| 電話番号 | 03-5979-9095 |
| 住所 | 東京都豊島区池袋4丁目1-12 |
| アクセス | 池袋駅 徒歩8分 |
| 対象年齢 | 中学生 |
| 費用 | 入会金:20,000円(税込) 月謝:1日4,500円×日数 |
| 公式サイト | 東京・横浜の通信制高校|池袋・横浜アートフリースクール |
適応指導教室(柚子の木教室)

柚子の木教室は、豊島区が運営している不登校の小中学生向けの教室です。少人数で落ち着いた雰囲気があり、子どもが自分のペースで安心して過ごせます。利用には在籍している学校を通じて申し込む必要があります。
午前中は区切られたスペースで集中して学習に取り組み、午後はスポーツや調理体験など体を動かす活動もありますよ。園芸や創作活動を取り入れる日もあり、学びだけでなく楽しさを感じられる工夫がされています。
さらに心理士によるソーシャルスキルトレーニングが週1回行われ、友達との関わり方を学べるのも安心できる点です。
中学3年生には進路相談も行われ、将来を考えるきっかけにもなります。1日の終わりには振り返りの時間があり、小さな達成を重ねて自信を育てられるよう配慮されています。
学校復帰を目指す子どもにとって、心強い居場所となる教室です。
| 電話番号 | 03-6846-5612 |
| 住所 | 東京都豊島区雑司が谷3-1-7 千登世橋教育文化センター内 |
| アクセス | ・東京メトロ副都心線雑司が谷駅直結(2番出口) ・JR山手線目白駅徒歩8分 ・JR山手線池袋駅徒歩15分 ・都電鬼子母神前徒歩2分 ・バス【池65・86系統】千登世橋停留所徒歩1分 ・バス【白61系統】鬼子母神前停留所徒歩3分 |
| 対象年齢 | 豊島区立学校に在籍、または豊島区在住の小中学生 ※原則として、小学生は保護者の送り迎えが必要 |
| 費用 | 記載なし |
| 公式サイト | 適応指導教室(柚子の木教室)|豊島区公式ホームページ |
豊島区のフリースクール選び3つのポイント
豊島区には学習を支える場や子どもの個性を大切にする場など、特色のあるフリースクールが揃っています。安心して通わせるためには、内容や体制を見極めることが大切です。
ここでは、豊島区でフリースクールを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
学習のサポート内容をしっかり見る
豊島区には、教科書に沿って学び直しをサポートしてくれるフリースクールや、子どもの得意分野を伸ばす特色あるスクールがあります。
勉強の遅れが気になる場合は、国語や算数、英語など基礎科目に対応しているかどうかを確認するのが安心です。学校に戻る準備や進学を考えると、基礎を丁寧に見てもらえる環境は大切になります。
一方で、マンガやアートなど、子どもの「好き」に力を入れているスクールもあります。興味を学びにつなげられると、やる気も自然と引き出されやすくなります。体験や見学のときには、授業の内容や子どもの表情を見て、無理なく続けられそうかどうかを確かめると安心です。
少人数制とスタッフ体制を確認する
子どもが落ち着いて過ごせることは、フリースクール選びの大事なポイントです。豊島区には少人数で運営しているところが多く、静かで安心できる環境が整っています。中には子ども数人にスタッフが一人ついて、丁寧に関わってくれる教室もあります。
また、心理士など専門のスタッフがいるかどうかも見逃せません。子どもの小さな変化に気づいてくれる存在がいると、保護者としても安心できます。初めて通わせるときには、先生やスタッフと気軽に話せる雰囲気かどうかもチェックすると良いです。
学び以外の活動や雰囲気を感じ取る
フリースクールは勉強だけでなく、過ごし方や雰囲気もとても大切です。
豊島区のスクールでは、調理や園芸、スポーツ、創作活動など、日替わりでいろいろなプログラムを取り入れているところが多くあります。楽しみながら過ごせる時間があると、自然に自信や笑顔が増えていきます。
同じような経験をしている仲間と出会えるのも大きな魅力です。安心できる居場所ができることで、子どもは少しずつ自分らしさを取り戻していきます。
見学の際には、授業の内容だけでなく、子どもがリラックスできているか、表情が柔らかいかどうかを見ておくと安心して選べます。
豊島区のフリースクールに通う際に使える補助金や助成金
豊島区でフリースクールを利用する際は、東京都が実施する「フリースクール等利用者支援事業」を活用できます。
対象は都内に住む不登校の小・中学生の保護者で、認定を受けたフリースクール等に通う場合、月額最大2万円までの助成を受けられます。
利用料が2万円未満であれば実費と同額が支給され、入会金や教材費などは対象外です。申請には書類の提出と審査が必要で、利用実績を都に報告した後に支給されます。
経済的負担を軽減し、子どもに合った学びの場を選びやすくする制度です。
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/about/gaiyou/0000002459

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